実は、福島第一原発の1号機は、3月11日の津波の直後に炉心溶融していましたという発表があった。
分析した結果、昨日になって判明したということなのだが・・・。
巷の噂では、最初から津波の直後に炉心溶融したのではないかとズッと言われ続けていたが東電はデータ不足で判らないと繰り返していた。
一昨日は1号機は目指していた冠水というか水棺というのか、水で完全に覆うという方策は水漏れが地下に3000tも溜まっているから見直すというし、3号機では、圧力容器の上部で急激な温度上昇があるともいう。
一部の原子力の専門家によれば、3号機は再臨界の可能性もあって、そうなるとかなり危険な状態になるらしいが、東電は再臨界は起きにくい状況だと説明している。
どうも東電は情報を小出しにするから、何が本当で何がウソなのかよく判らない。これでは日本国民の多くは、いや世界中の人々が信用しなくなって当たり前である。
これまでの危機管理では、後から、状況が悪くなっていくのは、ヨロシクナイ発表の仕方だというのが定説になっているのではないのか?
最悪の状況を想定して、それに備えておけば、その後はその状況よりは良くなるのだから安心し易いのだが、逆をやると、人々の不安と不信感は頂点に達してしまう。
東電も政府も、実にマズイ対応の仕方ではないのだろうか?
そのくせ、菅首相は、第一原発の終息行程表のスケジュールの日にちは変えないと公表している。そんなこと無理だというのは、誰でも判る理屈だろうに意地を張っているのか、それとも単にバカなのか?
昨日のニュースでは義援金はまだ支払われていないとのことなのだが、これも一体これまで何をやっているのか?
メディアは政府は無能だ、無能だと騒ぎ立てているが、これでは、その通りだと感じてしまう。もう2ヶ月も過ぎたのだから、そろそろシッカリやってもらいたいものだ。