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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-05-18-Wednesday 銀行は

母が銀行の自分の口座から

現金を降ろしてきて欲しいと言うのだが・・・、

ATMでキャッシュカードで降ろそうかと思ったら、母はキャッシュカードは持っていないと言う。

以前に同様の用件で銀行に行った時には、本人でなければ降ろせないと言われてスゴスゴと戻ってきたことがあったので、2度手間になるのも嫌なので、今回はまず銀行に電話で確認してから行くことにした。

すると、キャッシュカードを作っておけば、本人でなくても1日に100万円までなら降ろせると言う。

それ以上の額を降ろすには、通帳の名義人の本人確認が必要だと言うのだ。「足の悪い年寄りが銀行に一人で行けなくて、息子が代わりに降ろしに行くことは可能なのか?その場合は、どのようなモノが必要なのか?」と尋ねたら、「口座名義人の本人確認用の免許証か保険証、通帳、印鑑と降ろしに来る方の本人確認ようの免許証等が必要」とのこと。80歳過ぎたら免許証を持っている人は少ないだろうに・・・。

本人確認ていったって保険証には写真が付いていないから、それで本人確認になるのだろうか?という疑問も湧いたが、とりあえずそれは横に置いておいて・・・。

この際だから、母にはキャッシュカードを作らせておいた方が今後の事を考えたら便利だと判断した。キャッシュカードを作るには本人そのものが必要だろうから、それなら本人を直接、銀行まで連れて行く方が何かと手っ取り早いと思い、母を連れて銀行まで行って来たのである。

俺れ俺れ詐欺や搾取などの犯罪に備える為の方策なのだろうが、何とも面倒くさくなったものだ。

我が家はまだ、私や妻が居るから良いが、一人暮らしの老人で足が不自由な人だったら銀行に行くのも大仕事であろう。もしも多額の現金を降ろした帰りにヒッタクリにでも合ったらどうするのだろうか?

銀行を出た後に犯罪に会っても、銀行は知ったこっちゃないとでも言うつもりなのだろうか?

銀行のやっているこの種の犯罪防御策というのは、お客さんの為に考えられたというよりは、銀行の責任だけは、とりあえず回避する為のものにしかみえないのだが・・・。

たとえお客さんがどんなに不便を感じようとも、犯罪に会ったお客さんから訴えられた場合には、「銀行の責任は果たしていますよ」というつもりなのだろうか?

何だかそれなら向いてる方向性が違うのではないのだろうか?

サービスとホスピタリティの差があるように感じる。

銀行はもっとお客様の便利を図りつつ、犯罪防御の策を講じるべきであろうと考える。

母を連れて銀行に行った帰りに、母が一日遅れの結婚記念日のお祝いをしてあげると言う。銀行からお金を降ろして来たばかりだから懐が温かいという訳だ。母と妻と3人で、六花亭本店2階のレストラン「ホーム」に寄った。ここの先代はかつて我が家の店子さんだった店である。

久し振りにおいしい洋食を食べてゆったりした気分になった。

お勘定の時に母に払わせたが、店の人は事情を知らないから、年金生活の老人に払わせたと思われたかもしれないねぇ、恰好悪かったかなぁと笑ったのであった。