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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-10-11-Tuesday 京の老舗まつり

帯広の地元百貨店藤丸デパートの

催事で「京の老舗まつり」というのをやっている。今日が最終日なので妻と昼食がてらに見に行ってきた。

私は漬け物が大好物だが、特に京都の「すぐき」というかぶらを漬けたものが大好物なのである。数ある「すぐき漬け」の中でも絶品は上賀茂神社近くの「なり田」と云う店の「すぐき」である。高校の修学旅行で買って以来の大ファンで、いつも京都に行ったらこのなり田のすぐき漬けを上賀茂神社までタクシーを飛ばして買いに行ったものだ。京都駅が新しくなって「なり田」が出店してからは、わざわざ上賀茂神社まで行かなくてもすむようになったが・・・。

すぐきが食べたくなって、この京の老舗まつりを覗いてみたが、「きざみすぐき」しか売っていなかった。「すぐき」はかぶらの形のままのを買って来て、1.5㎝程度の厚みに切って食べる方が美味しいのだ。私はきざみすぐきはあまり好きではない。

他に何かないかと思って探したら、「みたらし団子」があった。これも修学旅行で食べたことがあるから買って食べてみたら、こんな味だったかなぁ〜というほどタレが甘かったので少々期待外れであった。

お茶漬けに最適な昆布を2種類買ったが、そこの店のオヤジさんが、是非これを試食しなさいと「山椒」の実を3粒ほど手に乗せてくれた。コリコリとかじったら、ほのかに良い香りが口の中に広がってきたが、10秒後に舌がピリピリとしてきてモーレツな辛さが襲ってきた。頬と頭のてっぺんから汗がにじみ出てきた。鞍馬山の山椒だというが「山椒は小粒でもピリリと辛い」というのを正に実感した。「冷奴に2〜3粒をスプーンの背で潰して食べたら止められなくなる」とのことだが、ちょっと私には辛過ぎてダメであった。

懐かしいと云えば「生八ツ橋」も修学旅行のお土産に買っていらいの好物である。ここでは「ニッキ」以外に「ゴマ」と「栗」と「抹茶」味の4種類があったので、全部買って来たら、妻が「甘いものばかり買って、また太るよ」と言う。

そう云えば、昔は甘いものが苦手だったはずなのに、いつの間にやら・・・。

お弁当で「とり松」という会社の「ばらすし」というのがとても美味しそうに見えた。鶏肉のそぼろ、金糸卵、かんぴょう、シイタケ、グリーンピース、紅ショウガを酢飯でチラシ寿司の様にしたものである。これを買って食べたら・・・。

会社の名前から、勝手に鶏肉のそぼろと思い込んでしまったのだが、鶏肉に見えたのは、なんと苦手な「鯖(さば)」のそぼろであった。

折角買ったからもったいないのでお茶を飲みながら何とか全部食べた。

こういうデパートの催事は、現地に行けない人には嬉しい催事だろうが、やはり名物は現地の雰囲気の中で食べるから美味しく感じるのだと改めて思った。それに最近はネット販売などもされているから、わざわ買いに行かなくても手元に届く時代になった。

果たして、これが良い商売なのであろうか?

一見すると、全国に販路が広がるから売り上げが大きく伸びるのだろうが・・・、しかし、私はその場所に行かなければ買えないものに魅力を感じるがなぁ〜。