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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-11-13-Sunday マネーボール

映画「マネーボール」を

12日(土)昼に見てきた。例によって「夫婦50歳割引き」で二人で2000円という格安料金である。

ブラッド・ピット主演のアメリカベースボール大リーグの話である。しかもつい10年前の2001年の実話なのだから、登場人物が皆生きている状況でこういう映画を作るとは驚きだ。

11日に公開されたばかりだから、例によってストーリーは詳しく書かないが、壁にぶつかった時の対処法としては非常に面白かった。

革新的な仕事をすることの難しさと、常識という厄介な壁を崩す破天荒な方法が為になった。

データを元にした緻密な方法で、金のない球団を常勝球団にしていくのは実に小気味良い。

日本のプロ野球に置き換えたら、さしずめ金に飽かせて良い選手を集めるニューヨークヤンキースは巨人で、アスレチックスは野村監督が指導していた楽天ってところか?

ちょうど昨晩、巨人軍の上層部のゴタゴタ劇がニュースになったばかりだったので、余計にそんな感じがしたのである。

このマネーボールのストーリーにはアメリカの離婚家庭のエピソードが出て来るが、別れた妻と娘に会いに、妻の新しい夫の家に行く場面であるが、実に歪なアメリカの離婚事情を普通に描いている。想像するにアメリカではこんな光景が日常化しているのだろう。

映画で離婚家庭を描いたものとして1979年公開のダスティン・ホフマン主演の「クレイマークレイマー」を思い出すが、あの当時はまだアメリカでも離婚は普通ではなかったからあの種の映画に成りえたのだろうが、今日では映画の中には両親が離婚して、子供が親の間を行ったり来たりする場面が、多くの映画で描かれるようになった。つまりはアメリカ社会では離婚が普通のことになったということだろう。

こんな歪なアメリカ型の社会が幸福だとは、私には感じられない。

どうもTPPを推進している人達は、アメリカ型のシステムが人類の幸福だと信じて疑わない方々のようだから厄介なのである。

話は全く代わって、つい先日、帯広のホテルでさる団体の90周年記念のパーティーが開催され、帯広の政財界人300名ほどが参加していた。私も元関係者ということでご招待を受けたので出席してきたのだが・・・。

その冒頭の挨拶で、その団体のエライ方が「私のひいそふが・・・」と聞き慣れない言葉を発したので私の耳が???となった。聞き間違いかなと思ったのだが、直後に再び「ひい」のところに力を込めて「ひいそふが・・・」と言ったので、私の聞き間違いではなかったようだ。

どうやら「ひいじさん」と「曾祖父(そうそふ)」を足して2で割ったようなのである。いやひょっとすると「ひいじいさん」の「じいさん」を難しい言葉の「祖父」と言った独特のジョークだったのかもしれないが・・・。

でもジョークだとすると非常に危険な種類のジョークである。なにせ「未曽有(みぞう)」を「みぞうゆう」と言って首相を辞める羽目になった人もいたくらいだから、漢字の読み方を変えるジョークは、一歩間違えると悪いイメージを作ってしまうからだ。

読み間違いではなく、緊張して言い間違いをすることはままあることだ。私もNHKの生番組に出演して「黒山の人だかり」と言うべきところを「ひと山の黒だかり」と言ってしまった恥ずかしい経験もある。

普段から漢字の読み方には気を付けるようにしなければいけない。