2007年4月からマジック本の整理を始めたのだが、いつまで経ってもサッパリ始めないのでマジックの後輩が「私が整理しましょう」と言ってくれたので依頼をしたのがその年の5月頃だったか・・・。
その後輩が同じ年の6月頃には札幌に急に転勤になってしまい途方に暮れていたところ、お盆休みに帯広に戻って来て私のマジックの本を全てデジカメに収めてくれた。札幌で整理をしてくれると言うのである。
だが、実際に整理してくれたのは、その後輩ではなく、別のマジック愛好家で、私の収集した本以外のものも含まれていた。だから、私の所有する本の総数は未だに正確には判ってはいないのだが、おおよそ5000冊ほどではないかと考えている。
マジックの後輩がデジカメに収めた翌日の8月19日以降に購入した本は、私が買う度に自分のコンピュータに入れて整理しているのだが、その本が11日に遂に3000冊になった。
合計するとおよそ8000冊ということになる。
インターネット、特にネットオークションという便利なものが発達したおかげで、自分の足で古本屋を探し回らなくても、簡単に、しかも考えられないほど安い値段で手に入る時代になった。
1969年頃からコツコツと40年間も掛けて集めた本が5000冊で2007年からの4年間で集めた本が実に3000冊。すごいスピードで本が集まっていることになる。
この3000冊はマジック(手品・奇術)だけではなくて、超能力・忍術・魔術・心理学・大道芸など「不思議」というキーワードで集めているのだが・・・。
一冊2000円だとしても8000冊だと1600万円かぁ〜。家が一軒立てられた金額だなぁ〜。
マジックの本なんて売る時には二束三文にしかならないだろうし・・・。
でも、43年間も掛けたからこれだけ集められたのだし・・・。
いったいこの先どこまでいくのだろうか?
私以外は家族の誰もマジックには興味が無いようだし、自分が棺おけに近づいているような年齢になってきて、少し先行きが不安になってきた。
妻からは「貴方が死んだら捨てるよ!」と言われて、いつも脅されているが・・・。
でも誰かがこういうバカな、一見すると無駄なことをやらなけば、文化というものは繋がっていかないとも思うのである。