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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-11-17-Thursday 会議

17日夜に二つの会議に掛け持ちで出席した。

まずは18:00から帯広市役所8階で開催された「平成23年度 第1回マラソン大会開催検討委員会」である。

昨年、私が呼び掛け人になって、3月のAIR DO就航記念事業として、帯広市でマラソン大会を復活させようという会議を8月中旬から数回開催し、多くの団体を巻き込んで準備を進め、2011年10月30日(日)に開催させる方向で計画が進んでいたのだが、最終的には予算の関係などで断念した経緯があった。

だが、そのせっかく盛り上がった機運をそのまま断念させるのはモッタイナイと、何とか来年の帯広開拓130周年の記念の事業として市役所主導でマラソン大会を開催させようという動きになっていったのである。

あれから1年。ようやく17日に俎上にあがってきたのであった。

昨年も、11月中旬までに日程やコースなどを公式に発表しなければ、全国各地で開催されるマラソン大会の年間スケジュールを掲載しているマラソンの専門誌の締切りに間に合わなくなるとの指摘があったのだが・・・。

この日の会議でもその点を指摘する陸上競技関係者がおられたし、私も対応が遅過ぎるのでないかと指摘したのだが、市役所は議会が通らなければ動けないという制約があって3月下旬に予算案が通過しなければ正式な発表が出来ないのだというのである。民間企業であれば、ドンドンと進めていけるものを、なんとももどかしいものである。

まぁ、現在は雑誌媒体だけではなく、インターネットという宣伝媒体もあるからと楽天的にでも考えなければ、今年は既に遅いから、開催は2013年にしましょうということにもなってしまいかねない。そうなると130周年という大義名分を失ってしまい、せっかく乗り気になった市役所の気持ちが離れてしまうというジレンマもある。

こういうものは難しいものだなぁ。

19:00にこの会議が終了したので歩いて自宅に戻ろうと思ったのだが、丁度19:00から「平原通りを考える会」という商店街の会議が行われていて、それには妻が出席しているので、私もちょっとだけ顔を出していくことにした。

私はオブザーバーだから発言せずに、出席者の意見を黙って聞いてだけいようと思っていたのだが・・・。

商店街というのは、土地持ち、店持ち、借り店舗での営業者(地主・大家・店子)など立場が異なる人達の集合体だし、構成人員の年齢のギャップも大きいから、意見をまとめるのは至難の業である。

私が知っている全国各地でまちづくりを真剣にやっている方々は、ほぼ全員、身体を壊して早死にしている人が多い。

恐らく、まちづくりというのは、労多くして、成果が少なく、評価もされないで、多様な意見に振り回されて精神的に参ってしまうのだろうなぁと推察している。

商店街の中だけでさえ意見対立があるのだから、これを全市的に広げたら一体どんな意見が出てくるものやら、それらの異なる意見に対して、自分の信じる理論を一緒に信じてくれて、尚且つ一緒に行動してくれる仲間がいなければ、何事も為すことは難しいだろう。

多くの人達を納得させるだけの理論構築がなされていなければ賛同者は増えてはいかないというのもまた事実なのである。