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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-11-29-Tuesday 面白い恋人

北海道を代表する菓子になった

石屋製菓の「白い恋人」の商標をマネして、大阪の吉本興業が「面白い恋人」というお菓子を作ったのを、石屋製菓が販売と包装の使用差し止めを求める訴えを札幌地裁に起こしたというニュースを見た。

テレビで見たら、よくよく見ると、微妙な違いはあるが、パッと目には客が見間違えそうな良く似た包装デザインである。

果たしてこれが「シャレ」で通るのか否かという問題なのだろう。

つい先日、十勝川温泉にお風呂に入りに行った時にホテルの売店を覗いて見たら、ロイズという北海道の有名なチョコレート屋が「黒い恋人」というお菓子を作って販売していた。

私の感覚からすると、むしろ同じ北海道の菓子屋が付けた「黒い恋人」の方がアウトで、大阪の「面白い恋人」の方がややセーフかなという感じなのだが・・・。

大阪で販売するお菓子の名称が「面白い恋人」なら主に北海道で販売している「白い恋人」とそれほどエリアが競合するものではなかろうと思うのだが・・・。

間違って買った客から苦情が来たのだというのだが、間違って買ったのが日本人だとしたら、かなりオッチョコチョイな人ではないのだろうか?普通間違って買うというよりも、シャレで面白いからと買う客が多いのではないだろうか?「面白い恋人」の中身がどのようなお菓子なのかは見なかったから判らないが、でもこれは明らかに先行するブランドのイメージを使った便乗商法だろう。中に入っているお菓子が、白い恋人と同じ様な形や味ならば大いに問題があるだろうが、まったく異なる商品なら、まだ許される範囲かなぁ〜と感じている。

まぁ、こういった商品が出るだけ「白い恋人」が良く売れているということなのだろう。有名税といったところか。

昔、「ダイヤモンドダストの缶詰」というジョーク土産を作ろうとしたことがあったが、「釧路の霧」だったか「摩周湖の霧」だったか忘れたが似たような商品があったので止めたことがあった。

これは「缶詰を開けたらダイヤモンドダストが空中に逃げ出すので開けないで下さい」という但し書きを書いた空っぽの缶詰にそれらしいデザインの絵か写真を付けて売ろうかなと考えたのだ。

しかし、シャレの判らない客が「空っぽの缶詰」を売るとは何事だ!と怒鳴りこまれても困るなぁ〜と考えたのである。

今回の「面白い恋人」は本来がお菓子屋ではない吉本興業が販売しているからシャレで通しても良いだろうと思うけどね。でも名前はもうひとひねりして「面白い変人」の方が良かったかもね。