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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-12-02-Friday 帯広の中心街

帯広市の中心街での

最近の変化について書いてみたい。

まずは広小路商店街のアーケードの修復工事が先ごろ終了した。以前の鉄の重々しい暗さとは打って変わって、開閉式天井を透明プラスチック製(?)に替えたことで太陽光が入る様になり、その重々しい暗さがなくなって、軽くて明るい雰囲気になった。

通り自体は良くなったが、肝心の商店の方が、くしの歯が抜けた様に空き店舗だらけの状態のままだし、残っている店も呉服屋さんや昔ながらの洋服屋などが多いのが現状だ。

テナントの入り手が少ないから、おそらく家賃が安くなってきたのだろう、ぼちぼち若手の人達が、古着屋とか飲食店などで新規に入って来てもいる。今が過渡期なのかもしれないが、今回の改装を機に若い店主に大勢出店してもらいたいものだ。その場合に、注意しなければならないのは、今回の改装費の負担をその新規出店者に付加することだ。

そうしてしまうと、家賃が高くなってしまって、また出店意欲が減退してしまうだろう。大家がその分を長い目で見て負担するようにしなければいけない。

また、出店者の業種を商店街で上手くバランス良く配置するようにしたいものだ。まるで、現在の広小路は商店街としての体を為していないからだ。誰か全体をプロデュースするような人材が欲しいところである。

我が社の正面にある旧北洋銀行ビルの解体工事が始まっている。我が社から見ていると既に5階の高さぐらいまでは解体が進んでいる。

私の事務所から商工会議所ビルの上に付いている北海道銀行の看板が見えるようになった。

この旧北洋銀行ビルは1980(昭和55)年までは藤丸デパートが使用していた建物だ。1964(昭和39)年に藤丸が建てたものだから、当時、向かいに住んでいた私は幼稚園生だったから、物心ついた時には既にこの建物が建っていたことになる。そのビルが解体されると48年振りに風景が変わることになる。なんだかとても感慨深いものがある。

このビルの解体工事の振動が、向かいの私のビルにもドスン、ドスンと響いてくる。地震と間違うほどの大きな振動だ。おそらく鉄骨ビルではなく、鉄筋コンクリート製のビルなのだろう。かなり頑丈な様であるから解体が大変なのではなかろうか?

それにしても、帯広の街中を歩いていると、やたらと駐車場や空き地が増えていることに愕然としてしまう。こんなに空き地ばかりにしてどうしようというのだろうか?

20年前ならまだ駐車場も必要だったが、現在ではかなり余っているほどである。今後も少子高齢化で運転する人の数は大幅に減少するだろうことは明白だし、そこにもってきて、最近の若者の車離れである。ますます車の数も減るだろうに・・・。

行政が帯広の街、全体のプロデュースをしなければ、淋しい街になってしまう懸念が大である。

そろそろ街としての限界が近いのかもしれないと感じている。