日本最東端、ロシアとの国境近くということが、私に先入観を抱かせるのかもしれないが・・・。
駅前からホテルまで徒歩でおよそ12〜3分の間についに歩いている人の姿を見掛けなかったのだから・・・。
根室での2日目の研修は、「マジック的思考法」を使った研修である。これは私が考案したもので、マジックを考える際に使っている考え方をビジネスやまちづくりに応用出来ないかと考えているものである。
普段から自分では使っているものだが、他人に指導するというのは今回が始めてなのだ。
この研修を引き受けた2ヶ月程前から、どうやって指導するかの組み立て方法をズ〜ッと考え続けて来たが、やはりマジックの実演を見せるのが一番良かろうと「カップ&ボール」という3個のコップとボールを使った4千年前から続いているというマジックを披露することにした。
今回の研修を表現するのに最適のマジックだと考えた訳である。
この至極シンプルなマジックが4000年も続いていて、現代でも多くのマジシャンが演じているという理由を解説するのが面白そうだと考えたからだ。その他に、ミスター・マリックが郵便局員栗間太澄と名乗っていたテレビ番組のVTRもマジック的思考法の実例として紹介したり、紙を使ったパズルを使ったりして、飽きさせずに楽しく研修できるように考案したのだ。参加者からは好評だったように思う。
16時に研修は終了したのだが、この時間以後には帯広に戻る列車は無いのだ。なにせ根室から釧路までは一日2便しか「快速車」が走っておらず、根室発21:10ー23:20釧路着の便しかないから、釧路で一泊するか、根室でもう一泊するしか選択肢はない。釧路に23時半に着いても仕方がないし、移動するのも面倒だからこの日も根室に泊った。夕方の町を歩いていて「古本屋」を見つけた。旅先で古書店を覗くのが楽しみなのである。手品関係の本は無かったが、超能力関係の持っていない本が多数あったので10冊ほど購入して送った。
ホテルの食事はあれほど量を少なくしてくれと言ったのに、またまた食べきれない程の品数と量が出た。食べきれずにモッタイナイ思いがした。朝食も3日間ともほとんど同じメニューである。きっと根室に連泊する客が少ないから連泊用のメニューがないのかもしれない。
翌日の一番早い快速車は根室発11:03−13:05釧路着しかない。それに乗って釧路発13:25−14:53帯広着で戻ってきた。