«前の日記(■2011-12-19-Monday) 最新 次の日記(■2011-12-21-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-12-20-Tuesday 独裁者の

2011年という年は

独裁者にとっての厄年だったのかもしれない。

エジプトのムバラク大統領、リビアのカダフィー大佐、北朝鮮の金正日など独裁者が失脚したり殺されたり死んだりした。

独裁国家というのは、その国に何等かの地下資源(石油・天然ガス・金・ダイヤなど)などが豊富にあって、そこから上がる利益を、国民にとりあえずは与えて、満足させることで独裁を可能にしてきたのではないだろうか?

独裁者のファミリーや関係者が、その富を独占したり、暴走したりすると国民の不満が高まるが、とりあえず飢えない程度にバラ撒いておきさえすればなんとか体制の維持が出来ていたはずだが・・・。

それが今年になって各独裁国家で国民の不満が爆発したのは、インターネットなどによる情報が国民の手元に行き渡ったせいではなかろうか?

エジプトはパンも買えない貧困層が多くなったからだという話もある。

そんな独裁国家の中でも、北朝鮮と云う国は異色だ。特に地下資源がある訳ではないし、国民の多くは飢えてさえいるからだ。ただ情報だけは国民には行かない様にしているだけだろう。

しかし、古今東西、革命が起こった最大の原因は、国民が飢えたからである。腹が減ったらイライラも募って暴力的になるだろうし、そもそも人は喰わなきゃ生きてはいけないのだから、自分や家族の生命を守る為にも、喰えない状況からの脱出を図ろうとするのだ。

北朝鮮の国民は配給がままならなくて、かなりの餓死者も出しているという話だし、これから冬を迎えて、ますます食料事情は厳しくなるだろうと予想される。

独裁者にしてみれば、既に一刻の猶予もない状態だろうから、喪に服している暇なんてないはずだ。

ニュースでは今朝ほど、日本海に2発のミサイルが撃ち込まれたそうだが、窮鼠猫を噛むじゃぁないが、追いつめられた北朝鮮が「食料を寄こさなければ核ミサイルを撃ち込むぞ!」と言い出すことも、あながち無くはない。

私は以前に、5月11日(何故か日めくりカレンダーが登場したのでハッキリ覚えている)に北朝鮮からミサイルが広島市や出雲市辺りに打ち込まれる夢を見たことがある。どうも11日という日には何らかの意味があるような気がして恐くなった。

日本の政府には危機管理をしっかりとやってもらいたいものだが、一川防衛大臣と山岡拉致担当大臣が共に問責決議を受けた2人というのも怖いなぁ〜。この時期にこんな内閣の体制になって日本は大丈夫なのかしらん。

何だかとても質の悪いジョークのように感じる。