«前の日記(■2012-02-04-Saturday) 最新 次の日記(■2012-02-06-Monday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-02-05-Sunday 麒麟の翼

4日に映画「麒麟の翼

〜劇場版・新参者〜」を観て来た。東野圭吾原作の映画化である。

例によって「夫婦50歳割引き料金」で二人で2000円である。何度も書くが、新作の映画が映画館で観られて一人1000円と云うのは実に安価な娯楽である。この制度のお陰で毎月のように夫婦で映画を楽しんでいるのだ。

この映画は先週の1月28日に公開された映画であるから、観る前に映画評論家の評価が気になっていた。とある週刊誌に載っていた映画評では「TVの刑事ドラマのSP版みたいな感じ、場面も回想シーンが多用されてストーリーが判りにくく・・・」と結構辛辣な評価であったから、妻が観たいと言い出した時には「こう云う評価だったよ」と告げたのだが、どうしても観たいというので、まぁ1000円なら良いかと観に行ったのだが・・・。

観た感想は、実に良い映画であった。どうやら私とこの映画評論家の嗜好は大きく異なるのだろうなぁ〜。

どこが、TVの刑事ドラマのスペシャル版だ。近来稀にみる感動作であった。

原作がミステリー小説だし、筋書きを教えるような野暮なことはしたくないから、これまた例によってまだ観ていない人の為にストーリーには触れないが、人生の機微が良く描かれていて、人生とは、父親と息子とは、指導者とは、等を深く考えさせられる映画になっている。

人生を生きていく上で、壁や問題は必ず出現する。それを避けながら生きていくのか、その場しのぎで逃げるのか、それとも正面から突破しようとするのか、それによって、その問題を解決した瞬間だけではなく、後の人生にまで大きな影響を及ぼすのだということを教えてくれる。

私の子ども達にも観ることを薦めたいと思った。

私も、人生というものに誠実に生きていきたいと考えながら日々の生活を送っているつもりだ。死ぬ直前に悔いなく死んでいく死に様が願いでもある。

子ども達がこの映画を観てどんな感想を持つのか聞いてみたいものである。