映画を観に行く前に、妻がおこなう町内会費の徴収と市の広報誌の配布を手伝った。
私の自宅と妻の実家は同じ町内会に属しているが組は異なる。
29日に開催された町内会の総会で、妻の実家が順番で所属する組の組長(組長は町内会費の徴収や回覧板の配布などをする役目)になることになったのだが・・・。
妻の両親は二人とも80歳過ぎの高齢で足が悪いから、一軒ずつ広報誌を配って歩くことは出来ないし、ましてや今のスケートリンクの様に凍った路面なら尚更である。
誰か別の方に組長をお願いしたいと申し出たのだが、町内会のほとんどの方が高齢者で限界集落(人口の半分が65歳以上の集落のこと)ならぬ、限界町内会と化しているから、来年までには対策を考えるが今年はこのまま担当して欲しいというので、娘である妻が代わりに配って歩けば良いやということで引き受けたのであった。
早速、町内会費の徴収と広報誌の配布の仕事が回ってきたという訳である。
ほとんどの家庭がまとめて1年分を払ってくれるから毎月徴収する必要はないのだが・・・。中には留守の家もあるので一回では終わらない。2回目で町内会費は何とか全部集めたが、広報誌が大量に余ってしまった。理由を聞きに前組長さんの家に行ったら、町内会費を払っていないアパートやマンションの住人、3軒あるラブホテルにも配るのだと言う。
妻はアパートには配って歩いたものの、ラブホテルに配る為に中に入るのはとても嫌だと言う。私だって嫌だ。誰もこんな中年のおばさんのデリヘル嬢なんていないし昼日中だから大丈夫と諭して、妻が配って歩く横をゆっくりと車で移動しながら待っていたのだが・・・。
3軒並んでいるラブホテルの中に、昼日中から、次々に入っては出て来る中年女性の姿、そしてそれをゆっくり追う中年男が運転する車の姿は確かに異様に見えるかもしれないなぁ。
この界隈には、昼間からデリヘル嬢を迎えに来た車が待機しているのはショッチュウだからだ・・・。
今度から妻一人だけで配った方がましかもしれない。
まぁ、でもラブホテルのフロントなんて見る機会もないだろうから、妻にはいい社会勉強になったのかもしれないが。