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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-02-21-Tuesday 貸し借り

私はモノの貸し借りが嫌いだ!

特に本の貸し借りは、高校1年生の時に大流行した「ノストラダムスの大予言」が本屋にも売っていなくて、どうしても読みたかったので持っていた友人に借りて読んだのを最後に借りた事はない。だから現在はまったく貸し借りはやっていない。

それと云うのも、どんなに気を使って読んでも、相手の大切な本を傷めてしまうおそれがあるし、逆に、貴重な本を貸して汚されたり、破られたり、最低なのは無くされた(戻って来なかった)ことがあるからだ。

私はマジック関係書籍以外にも、とにかく本が大好きで、更には歴史も好きなものだから、地元の研究をする為に、帯広もしくは十勝関係の歴史的な文献を好んで読んでいた時期がある。

父は本を全くと言っていいほど読まなかった人だったが、立場上(十勝観光協会会長)十勝関連の書籍の贈呈をかなり受けていた様なのである。平成4(1992)年に父が64歳で死去した際に、遺品の整理をしていたら、モノ持ちが良い人だったから、会社の書庫にかなりの数の本があった。しかも自身が本を読まないから、開いた形跡も見られないような良好な保存状態で、発行部数の少ない地元の書籍が沢山残っていたのである。

本好きの私は、嬉々として読み漁ったものだった。平成8(1996)年に私のビルの一室に「十勝環境ラボラトリー(TKL)」の事務所を開設した際に、何だか殺風景だったので、この貴重な地元関係の本を書庫から移動して本棚に並べていたのである。勿論、「持ち出し厳禁」にしていたのだが、TKLには多くの人達が出入りしており、その中の誰かが、黙って貴重な本数冊を持ちだしたきり戻さないのだ。

地元の本は、元々発行部数が少ない上に、地元にしか配られるない性格のものがほとんどである。しかも地元の本屋でも販売されることは稀で、地元の一軒しかない古本屋にもめったに入らない代物であるし、勿論ネットオークションなどに出品されることはまずないのだ。

一度、手を離れてしまうとなかなか再度入手することが難しい類の本なのである。

本を持って行った人間もそれを承知の上で持って行ったのだろう。戻って来る筈もなかった。それから貴重な本は会社の書庫に戻したが、その本は未だに再入手出来ていないのである。

決して貸した訳ではなかったが、それからは本の貸し借りは一切止めた。

現在はマジックの本も鍵が掛かる状態のガラスの戸を付けて展示している。その本棚が先ごろ本で満杯になってしまったので今日、新たに製作してもらって運び込んだのだ。本棚はひとつが幅212㎝、高さ240㎝、奥行き35㎝の特注のものだが、これが今日現在で6つ半になった。全て、マジック・手品・奇術・大道芸・寄席・魔術・魔法・超能力・催眠術・心霊現象・超常現象・忍術・予言・UFO・UMA・映画・折り紙・あやとり・暗号・パズル・心理学など、謎や不思議といったテーマで統一してあるのだ。

まだ全部を整理しきれていないので、正確な冊数は不明だが、恐らく8500〜9000冊はあるのではなかろうか?

早いところ収集には区切りを付けて、整理、研究に入りたいのだが、純粋なマジック関係の書籍も、次から次へと出現してくるので、なかなか収集作業も終わることが出来ないでいる。しかし、物理的に、もうこの部屋には本棚を置けるスペースが無くなったから、そろそろ収束に近づいているような気がしている。