札幌学院大学の新入生オリエンテーリングで講演することになっている。
一昨年、昨年も同様の依頼を受けていたのだが、スケジュールが合わなくてお断りしていたのだが、今年はスケジュールの都合がついたのでお引き受けしたのだが・・・。
札幌学院大学では数度、授業と云うか講演と云うのか判らないが90分間「まちづくり」特に「十勝環境ラボラトリー」や「北の屋台」に関しての講演は行っているので、軽い気持ちで受諾したのだが・・・。
今回は新入生のオリエンテーリングの冒頭で40分間の講演と云うことである。
これから大学生になる18歳の人達に、キャンパスライフを充実したものにしてもらう為の出発点での講演なのである。
よくよく考えたら「北の屋台」は11年前の2001年7月29日のオープンだから、大学の新入生はまだ7歳程度で、小学生2年生か3年生あたりであろう。当然、お酒のことに関心があろう筈がないし、まちづくりにだって関心が無かったろう。せいぜい「地球環境問題」に薄っすらと感心を持っている人が数人でもいれば良いくらいの年代である。
講演の日程が近づくにつれて、普段と同じ講演内容では、チンプンカンプンかもしれないと思い始めたのだ。
普段の講演は90分間しゃべり続けても時間が足りないくらいに、これまでの経験のエピソードが沢山あるが、そもそも時間が半分以下の40分しかないのだ。話し始めるとサービス精神でついつい余計な話に脱線してしまいがちだからそこにも気を付けなくてはならないだろう。
「マジック的思考法」と云う、いわゆる逆転の発想というやつをメインにしようか?やっぱり実体験を伝えた方がリアリティがあるだろうか?といまだに悩んでいる。
これからを担う若者の、キャンパスライフの最初がつまらない話では先行きが暗くなってしまうだろうからだ。責任が重大である。