「厚かましくて恥知らず」と云う意味だが、さしずめAIJ投資顧問の浅川某などもこの類であろう。
3月27日に行われた国会の参考人として招致された浅川和彦社長は「客を騙すつもりはなかった」とシレッとして言ってのけた。年収7000万円という高額な給与で弁済してはと言われても、返還するつもりは無いとも言い切った。
「騙すつもりがなかった」といえば詐欺罪が成立しないとでも、悪徳弁護士から入れ知恵されたのかもしれない。いや、最初から将来は捕まって裁判になることを想定していて、会社はいずれ破綻することは判っているから、それまでに高額な給与をもらっておいて、運用の失敗と云うことで軽い罪で2〜3年は臭い飯を喰うことは覚悟して、刑期を終えたら、その高額報酬で得た金で左団扇で暮らすつもりだったのかもしれない。
ちょっとウガチ過ぎかもしれないが、こう云う厚顔無恥な悪い輩が結構、私の身近にも居るものだから、ついついそういう風に考えてしまうのかもしれない。
所属する組織が赤字であろうが、一緒に働いている人間の給料は安かろうが、当の本人は、蛙の面にションベンで、どこ吹く風ってなもんなのだろう。へっちゃらな顔して、新しい企画はその安月給の他人任せ、本人は昼間からパチンコに通い、夜はタダ酒を飲むだけで、超高額な給与を取る。帯広のどこかの団体にも居るのだなぁ〜こう云う奴が・・・。
後から、犯罪行為が発覚しても、知らなかった。騙すつもりはなかった。一生懸命やっていたとでも云うのだろう。他の役員や監査役にも、その役割機能をさせないように、おべんちゃらすることに全神経を使って、想像的な仕事にはまったく頭を使えない。しかもそういう悪いことだけは天才的に上手いときているから、なかなか発覚もしないのだ。
いざ、発覚した時には組織や関係者に多大な損失を与えるというのに、周りは無関心のままなのだ。
もうじき、この組織も総会を迎えるが、例によって、数字の公表はしないだろうし、公表を求めたら「後日に」とか言ってごまかして、うやむやにするだろう、うまく他の役員に手を回してシャンシャンで形式だけは整えて終わらせるつもりでいるのだろうが、もしも今年の総会でも、広告費として徴収している年間480万円の使途を明確するように求めなければ、他の役員も、特に監査役は同罪だということになるではないだろうか?
こう云う厚顔無恥な自分の利益しか考えない奴が、大きな顔して暮らしていることに憤りを感じてしまう今日この頃である。