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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-04-05-Thursday 危険?!

大阪で立体駐車場の昇降機に

挟まれて3歳の男の子が死亡する事故があった。(この文章は3日午前に書いている)

40歳の母親が操作中の事故だと云う。例によってメディアは機械の危険性云々というコメントを発しているが・・・。

自分の子どもを死亡させて悲嘆にくれているであろうこの母親にはむごいかもしれないが、この事故は100%この母親が悪い。

立体駐車場が危険だと言い出したら、世の中は機能しなくなる。自動車事故は毎年5千人近くの人が死んでいるが、自動車の販売を止めろと云うことにはならない。ただし、かつては1万人以上が死んでいた交通事故が、メーカー側の安全対策などで半減したことを考えれば、安全装置の開発に余地はあるのであろうが、立体駐車場の死亡事故は2008年と2011年に一件ずつでしかないのだから、使用する人が十分な安全確認をすれば防げる程度の事故であったろう。今回の事故は保育園の入園式に出る前の事故と云うことで感傷的な扱いになっているのであろうが、逆に、保育園に入ると云うことでオダッテいる幼児が目の前に見えていない状態で機械を操作するほうが不注意である。

カッターだって手を切る危険性はあるし、人殺しの凶器にだって使おうと思えば使用できる。しかし、カッターは危険だからといって販売を禁止することにはならないだろう。

便利なモノには、危険性が含まれているものだってあるのだと云う認識を日本人は持つべきだろう。

長らく安全は、お上が管理するモノ、タダであると信じて来た日本人の悪い癖がある。

誰かが守ってくれるという幻想を捨てるべきだ。かと言って「危険だらけだ」からと、四六時中ピリピリと神経を尖らせていろと言っている訳ではない。

危険な場所であるか、危険な作業であるか、自分で考えて対処しろと言っているのだ。

今回の事故の場合は、この母親が3歳の子どもから目を離したことが問題なのだ。

これとは逆に危険とは何か?を考えさせられる発表があった。厚生労働省が今年6月から生の牛レバーの販売提供を禁止するということだ。販売したら食品衛生法違反で罰金や懲役まであると云うではないか。

これも大きなお世話である。私はもともと生肉は食べないから、規制されたからと云って苦にもならないが、中には生レバーが大好きな人間だって居るだろうに、店が出しているから無条件で安全だと云うのは大いなる間違いだ。この店は安全かと云うのもキチンと自分で判断しなければならない。値段が安ければ安全性は低いとか、店の清潔度が低いとかを消費者が自分で判断して選ぶべきで、何でもかんでも判断をお上に任せていたら、その内、何も食べられなくなるゾ!

こんなバカなことを政府が規制するから、自分で危険を判断出来ない日本人が増えるのだ。危険なことはお上が規制してくれるから、規制されていないことは安全だと考えるバカな日本人が増えるのである。

この国はどこかオカシイ!