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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-05-08-Tuesday 未成年の飲酒

小樽商科大学の

アメリカンフットボール部が大学のグランドで花見酒と称してバーベキューをやり、酒を飲んでいて、数人が急性アルコール中毒で救急車で搬送され、内一人は意識不明だというニュースがあった。

酒には体質的に強い、弱いがあるから、誰にでも「酒を飲め!」と勧める行為は危険である。

私には高校1年生の時の正月2日に、お神酒(おみき)を飲んで急性アルコール中毒でブッ倒れた経験がある。

正月2日、早朝の列車で、一人で札幌の伯父の家にお年玉の集金に行ったのである。これは小学2年生の時からの恒例行事で、最初の年は姉と2人で行ったのだが、次の年から姉は「恥ずかしいから」と行くのを止めてしまったので、私一人で出掛ける様になったのである。

私はズ〜ズ〜シ〜から、お年玉の集金旅行なんてへっちゃらだったのである。最初は正月のお年玉だけだったのだが、その内に、休み(春、夏、冬)毎に出掛けては「こずかい」をせびりに行くのが、私の年中行事になった。妹や弟も行かないから、私一人締めなのである。

私は高校1年生の頃から、父の晩酌の日本酒をちょろまかしては飲んでいたので酒には強いと云う自信があった。

しかし、この日は朝から何も食べていなかったのだ。当時の帯広ー札幌間の列車は富良野経由の特急列車で4時間半も掛かったのだ。

朝の6時半発くらいの列車に乗っても到着は昼の1時過ぎ、当時は正月2日から営業している飲食店なんてものはなかったから、昼御飯も食べていない。札幌駅から豊平川沿いにある伯父の家まで1時間くらい掛けて歩いて行った。

夕方に早目の夕食にしてくれたが、伯父が「正月だから、お前もお神酒を飲むか?」と言うので空きっ腹に冷酒をグイと飲んだのであった。

テレビで沢田研二が歌っているのは覚えているが、気が付いたら布団に寝ていたのである。

急性アルコール中毒でブッ倒れたらしい。伯父と同居している従兄弟の旦那は医者だから、適切な処置をしてくれて二日酔いなどにもならずに事無きを得たのであった。どうやら我が家の体質は酒には強いようだ。後にも先にも、急性アルコール中毒はこの時だけだ。

しかし、酒には弱くてすぐに顔が真っ赤になって気分が悪くなる人も大勢いる。そういう人に強引に酒を勧めるのは殺人に近い行為だ。

小樽商大の今回のケースも、未成年の1年生部員に酒を飲ませたと云う。まだ酒の飲み方も判らないだろうし、自分の適量も判らない人間に、ウィスキーなどの強い酒をストレートで強制的に飲ませるのは拷問だ。体育会系の連中に多いようだが悪しき習慣である。

私はタバコと違って、酒は少量なら未成年でもOKだと思っている。ただ未成年の飲酒は法律で禁じられているのだから、公衆の面前でオオッピラに飲んでは、さすがに他人の目があるからマズイと思っているだけだ。

酒ぐらいは大目にみても良いのではと思うが、飲めない人間に先輩と云う立場を使って飲ませる行為が悪いと思っている。まぁ、節度を失わないことだ。