古本市が開催されている。
馴染みの帯広の古本屋の主人から案内をもらったので、こう云うものは開催初日に行かなければ意味がないから、初日の午前中に行って来た。
札幌、旭川、根室などの古本屋も参加しているから、面白い本がないかと期待していたのだ。
行ってみたら、去年の古本市とそう変わり映えしていなかったので少々ガッカリ。
私の好きな分野の書籍は少なくて、美術系や北海道関係の書籍が主な出展品であった。それでも13冊ほどは興味のある本を見つけて購入したから、昼ごはんで合流した妻にまたまた睨まれてしまった。
妻は、古本のカビ臭い臭いが大嫌いだと言うが、私はこの古書独特の臭いが大好きなのだ。古本屋のオヤジになって一日中、好きな本を読んでいられたらこれほど幸せなことはないと思っているほどだ。
しかし、最近の古本屋はインターネットでの販売が出来なければ生き残れないと言う。
去年の暮れに根室に行った際に立ち寄った古書店の店主が今回帯広に来ていたが、ここの店も根室だけではとても商売が成り立たないと言っていた。地元の店で売る量の数十倍の本をインターネットでやり取りして生計を立てていると言う。
そうなるとコンピュータとにらめっこする時間ばかりになって本を読めなくなってしまうだろう。
最近の古書店主は本を読む暇もなさそうだ。
これじゃ〜古書店のオヤジにはなれないなぁ〜。