宮里藍、宮里美香の両MIYAZATOが活躍しているから、早朝から起きてテレビ観戦していた。日本人選手が活躍するのを見るのは何となくワクワクするから不思議なものだ。同胞と云うのはそういうものなのかもしれない。
水曜日に開催された帯広信用金庫主催のゴルフコンペで、同じ町内会の先輩Aさんが優勝したのだが、仕事の都合で表彰式には欠席したから景品を届けに行ったら、いつも一緒にゴルフをやっている先輩のTさんが事務所に来ていた。話の流れから土曜日にゴルフをやるぞと云う。別段、スケジュールが入っている訳ではなかったから承諾した。
土曜日の13:30から十勝カントリーに予約を入れて、もう一人の先輩Mさんを誘った。4人で、また夕食を賭けてやろうということになったのだ。このメンバーで食事を賭けてプレーするのは今年3回目になるかな?
この日はMさんが大きくリード、私とAさんはやや負け、Tさんがかなり負けているという展開である。私とAさんが同じ組になった16番ホールで、私が20歩もあるバーディパットが入ってしまって、Mさんのリードは僅かになり、私とAさんはトントンになった。17番は同じ組合わせで引き分け、決着は最終ホールまで持ち越しとなった。
この日のルールは、優勝者が掛かった夕食代の50%を払い、2位は30%、3位は20%、4位は無料と云う取り決めである。
17番を終わって、Mさんは+5ポイント、私とAさんが+1ポイントずつ、Tさんが−7ポイントである。
チーム戦だから、どちらかスコアが良かった方がそのホールのポイントを獲得するのだが、ラスベガスと云うルールも併用しているので勝ったら更に1ポイントが加算される。
17番を引き分けたから、18番のロングホールには2ポイントが懸っている。私とAさんチームが勝てばラスべと合わせて3ポイントが加算されるし、良い方のスコアが引き分けで終わった時は2着の人の成績で決着すると云うことになった。
1ポイントや2ポイントの差で優勝したのでは、逆に割に合わないと計算したのだろう。AさんとMさんはわざと負けようとしているらしい。
ワザトラシイ失敗の仕方ではバレるからと、それぞれ木の中に打ち込んだり、バンカーの中に打ち込んだりしているのだから涙ぐましい努力である。
一番負けているTさんと私だけが真面目に戦っているのだ。
まずTさんがパーで上がった。次に私の6mのバーディパットの番だが、Aさんは「入れるなよ」と口だけ動かして声を出さずに目配せしてくる。バーディパットを入れるなよと言われて私も大ショートしてしまい1mが残った。
Mさんはダボで上がり、Aさんはボギーで上がった。最後は私のパーパットだけである。
この1mを入れたら、2着決着でMさん、Aさん、私の3人は共に+3ポイントでTさんは−9ポイントになる。
外したら、M&Tチームの勝ちになって、Mさん+7P、私とAさんは−1Pずつ、Tさんは−5Pになる。ここは+3Pずつで分けるのが最も良かろうと思ったが、逆にそうなると1mのパットは緊張した。
何とか無事に決めて仲良く夕食代を3人で分けて払うことになってメデタシメデタシであった。