人生の中で一番お金の掛かる年齢っていくつだろう?と云う話になった。
以前なら、皆、同じ様な年頃で結婚し、子どもの年齢もほぼ似たり寄ったりであったから、標準化して話すことができたろうが、現代では、結婚するしないでかなり違うし、結婚したらしたで、何歳で結婚したのかとか、子どもは何歳で、何人生まれたのか等で大きく異なると云うことで結局標準化は難しいと云う話に落ち着いた。
そこで、それぞれの家庭での話になっていったのだが、生活する場所に依っても大きく事情が異なる。首都圏で住宅を構えれば、60歳の定年までは住宅ローンが充分に残ると云う。子どもの学費もバカにならないようで、十勝と違って首都圏では公立の高校には子どもを入れたくないらしい。私立の高校に入れたら学費がかなり掛かることになる。
首都圏は物価も高いし、通勤などの移動にもかなりのお金が掛かる。その分、給料の額は十勝よりも高いが、あくせく働いて、通勤に1時間も掛けて移動し、ゴルフにも行けないなんて云う生活は、私はゴメンだ。
一般的な人生で云うと、28歳で結婚、30歳と32歳の時に子どもが2人誕生したとすると、最初の子どもが大学入学するのが48歳、2人目の子どもが大学を卒業するのが54歳である。
こう仮定してみると、48〜54歳の子どもを大学に通わせている時期が一番重たい時期であろうと思う。
子どもが大学を卒業して就職して自立してくれれば、かなり重荷は取れるだろう。保険などの積立等も55歳で払い終わる契約が多いから、月々の銀行引き落とし額も軽減されることになる。
となると55〜60歳の定年までが収入も安定し、出費も少ない時期になる。定年になったらまとまった退職金も出るのではなかろうか?と思ったのだが・・・・。
つまり、私たちの年齢は今年から楽になる筈なのだ。しかし、どうやら、人生はそう甘くはないらしい。
60歳の定年まで、会社が存続しているかどうかすら怪しい時代になってしまったからだ。
明日の希望が湧いて来ない社会は不幸だ。政治家よ、政争に明け暮れていないで国民に希望を与えてやってくれ。