個人総合で金メダルを取った。素晴らしい。日本人選手が個人総合で金メダルを取ったのは1984年ロサンゼルス大会の具志堅幸司選手以来28年振りだそうだ。
そうだったのか!そんなに長い間、日本の体操界は低迷していたのか。
これまで種目別のスペシャリストはかなり居たが、オールラウンドプレーヤーが居なかったということだろう。
今回の内村の種目別の得点をみても、跳馬だけが1位で、あん馬・つり輪、鉄棒が2位、後は床が7位、平行棒が8位だがそれでも6種目全てに安定した演技が出来るということは素晴らしいことだ。まずは順当な結果にメデタシ、メデタシである。
田中兄は5種目を終えて2位に着けていたが、最後のあん馬で落下して6位に後退してしまいメダルを逃した。このオリンピックで田中兄はあん馬は団体予選・本選・個人総合の3回とも落下しているからトラウマになってしまうのではないだろうか心配だ。
女子のバトミントンのダブルスでオカシナことが起きた。中国、韓国(2)、インドネシアの4組8人が失格したということだ。
なんでも、わざと負けようとして無気力な試合をして、スポーツ精神に反する試合だったと云う。
会場からもブーイングが巻き起こり、審判も再三注意したが改めなかったという。
確かに、テレビで見たら、わざとサーブをネットに引っかけたり、後方のラインからはずれるように大きく打ったりを両チームがしていた。
本選で戦い易い相手に当たる様にわざと負けようとしたというのだが・・・。
アレッ、でもこれって昨日の女子サッカーなでしこチームの佐々木監督の采配と同じじゃぁないのか?
しかも佐々木監督は記者会見で公然と2位通過を狙って引き分けたのだと説明しているのだから、こちらは問題にならないのだろうか?
どちらか一方がやる分には問題ないが、両者が共にわざと負けようとするのは、私のこのブログに以前に書いたゴルフのチーム戦ででわざと負けようとした時と似ている。実力があるのにわざと失敗して負けようとすのは、傍で見ていても何だか気分の悪いものである。
それを作戦とは云え、オリンピックであからさまにやるのはいただけない行為だ。失格処分にした審判の判断は正しい。無気力な試合を見せられた観客のブーイングももっともである。
やはり、オリンピックは全力を出し合って戦うべきだろうし、観客もそれを応援しに行っているのだから。
今後はこう云うことがないように願いたいものである。