前原誠司政調会長が「(維新代表の)橋下徹さんの人気に乗じ、政治経験のない人がいっぱい議席を取ったらこの国の政治はどうなるのか」と維新を批判したという。
確かにその通りで、私もそう思うが、でも維新の方も民主党には言われたくないよなぁ〜。
民主党は自覚していないのかもしれない。
もはや既成の政党には期待できないし、かといって維新では先の前原政調会長が云うところの心配があるし・・・。
基盤がぜい弱な内閣では、外交面でロシア・中国・韓国に完全にナメラレテいて、ここぞとばかりに領土問題で畳みかけられてきているから、少しは外交面でもシッカリ対応できる首相になってもらわなければ日本の未来は危うい。
私は維新の政策の中で「TPPに賛成」しているのがとても気になる点だ。
今年のアメリカの大干ばつをみても、当然のことながら自国民が喰えなくなる様な状態になったら輸出はストップする。食料というのは単に金で買えるものではないということは一目瞭然なのである。世界人口が増えている今日の世界で、食料は重要な戦略物資である。
工業を盛んにして、儲けた金で農産物を買えば良いなんていうのは幻想だと思う。
日本は逆に農業をもっと盛んにしなければならない。
TPPに参加すれば日本の農業が伸びるという人もいるが、いまの日本農業の状態でTPPに参加したら滅びるだけである。
しっかりとした戦略を組んで、政策を実行してからでなければ日本の農業は壊滅してしまうだろう。
現在の政治家にそのことを理解している人が何人居るだろうか?
維新も都市型・工業型の思考の人間のようだから、彼等に日本の政治を任せてTPPに参加して、工業も農業も潰してしまったら日本の未来はないだろう。
雰囲気に任せて素人に政治をやらせては危険だ。
前原もTPP賛成論者だから彼でもダメだ。本当に日本の未来を考えられる人が早く登場して欲しいものである。