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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-09-25-Tuesday チャイナリスク

尖閣諸島の問題で

中国と日本の関係がかなり険悪なムードになってきた。

中国は共産党の一党独裁国家でありながら、経済は(半分)自由にするという歪な国であるから、いずれ問題が発生するだろうと予測はされていたが・・・。

しかし、今回の中国の強硬な姿勢は如何なものだろうか?10年前程の経済的優位にある中国と現在の中国とではかなり状況は異なっていると感じるのだ。

第一に、ベトナムや民主化を進めるミャンマーなど、賃金が高騰している中国よりも、工場を現地に造って生産する企業にとっては中国よりも魅力的な国が多く出てきた。

所詮、企業なんてものは経済原理で動くから、これだけ暴動などのリスクが多い中国に工場を維持する必要性は薄らいでいるだろう。ましてや、その暴動を裏で指揮しているのが政府そのものだったとしたら、これほどバカらしくて危険な投資先はないと考えるのが普通の感覚である。

中国も、共産党内の権力争いが激化していて、今回の暴動も習近平の指示に依るものだと云う噂もあるくらいだから、そうとう激しいものがあるのだろう。つまりそれだけ権力基盤がまだぜい弱だと云うことだろう。

中国もこんなバカなことをやっていたら、日本企業が逃げてしまって、経済がガタガタになる危険性が高くなってきたように感じる。

振り上げた拳の置きどころがないのだろうが・・・。