出張の為に参加出来なかった先輩のAさんから電話が入って、明日ゴルフをやるぞ!と言う。
メンバーは今年何度か、晩ご飯を賭けてゴルフをやった。M先輩とT先輩の4人だと云う。今年の決着をつけるぞと云うのだ。
例に依ってルールは一番年長者で超が付くわがまま人間のAさんが決めるのだが、最終戦だから、賭けは縦もホールマッチもラスベガスも全部やるしポイントはこれまでの2倍だと云う。一番勝った人間が買った金額に関わらずに夕食代の80%を支払い、2位の人が20%を支払い、3・4位は無料にすると云う。夕食を奢るのは勝った人の名誉だからと云う理屈なのだ。極端な事を云えば、100円だけしか勝たなくても夕食代の80%を払うと云うことなのだから・・・。
何処に食べに行くかは、途中の成績を見てAさんが決めるのだとわがままを言う。要は自分の成績次第で食べに行く場所を決めると云うことなのだ。最初はAさんが不調で−12Pまで行ったが、途中から盛り返して来て、残り3ホールでほとんど同列になってしまったから面白い。
17番を終わって、成績はTさんが+4でトップ、Mさんは+2、Aさんが−2で私が−4である。最後に私とAさんチームが2P勝って、最終結果はTさん+2、MさんAさん±0、私が−2である。
Aさんの一言で「今日はしゃぶしゃぶにするぞ!」となったが、Tさんのぼやくことぼやくこと、そりゃ〜そうだろう。しゃぶしゃぶなら一人5千円は掛かるだろうから、4人で二万円としてその80%なら16000円を払うことになるからだ。
しかし、優しいんだなぁ、割り勘と云うことになったが、アレッ、そうすると私だけ負け分を払わされて、しかも割り勘かよ〜。ルールを途中で変えるのはズルイよ〜。と思ったら、さすがシッカリしているAさん「皆、4000円ずつな!足りない分は優勝したTが払え」と云う。
結局、このしゃぶしゃぶ屋で掛かったのは22000円程だったからTさん一人が一万円以上を払うことになった。高い夕食代である。