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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-11-07-Wednesday 真紀子騒動

田中真紀子文部科学大臣の

今回の新大学3校の不認可発言問題は予想通りに大騒動に発展した。

田中真紀子大臣殿は、世間の注目を集めたいから、パフォーマンスとして不認可発言をやったのだろうが・・・。

田中大臣は世間は自分に味方するとでも思っていたのだろうか?

確かに日本は少子化なのに大学の数はここ20年で260校も増えているのは異常な事態である。定員割れしてツブレル大学が今後多発するであろうことは確かであろう。

要件を満たせば直ちに認可するという文科省のやり方はあまりに官僚的で杜撰であることは正しい認識だ。

しかし、世間には常識というものがある。

来年3月に開校する予定で進めていた大学を突然大臣の一言で不認可にしたら、大学だけではなく受験するつもりだった学生達にも多大な迷惑を掛けることは必然であるから、そうなったら大学側が黙っていないことは容易に予想が出来たはずだ。

しかも、3校それぞれ事情が異なるだろうに、一度に3校ともに不認可というのでは説明が不十分過ぎる。当然ながら、文科省の指導に従って要件を満たし、その元で開学の準備をしていたのだろうから、大学側が納得するわけがない。

その大反発を受けて、昨日、田中大臣は苦しい答弁をした。「3大学は現在の基準では認められないが、今の仕組みを見直して改めて判断する」とのこと、文科省の補足説明では「11月中に検討委員会を設け、新しい基準を作って3月開校に向けて認可を判断する」とのこと。

何だかハッキリしないが、文科省は田中大臣の顔を立てて、一応、新基準を作ったことにして3大学の認可を1月には認めるつもりなのだろう。

何の事はない、認可が遅れる3大学が運悪く迷惑を被るだけで、大学設置の新基準という重大な問題をたったの1ヶ月間で決めると云うからアホ丸出しの騒動である。

こんな世間知らずのお嬢様だか、お婆ぁ様だかしらないが、田中真紀子の顔なんぞ立てる必要なんて全くない!

野田首相は田中文科相を直ちに罷免して、新大臣に認可させ、改めて最低1年間くらいは掛けて大学設置の新基準を作るべきだろう。

本来の「少子化社会に於ける大学の在り方」という重要な問題が、真紀子騒動で矮小化され別な問題にすり替わってしまっている。

これでは単なる人騒がせなおばちゃんの騒動というだけで、せっかく日本中に広まった大学が多過ぎると云う問題の解決には何の役に立たない。

もう、目立ちたいだけで、しかも良く考えもせずに思い付きだけで軽々しく政策を口にするような民主党の連中を大臣にするなよ!

口だけ番長も同類だぞ!