6日、神奈川県逗子市のアパートで三好梨絵(33)さんが殺害され、犯人が首をつって自殺していた事件である。
執拗なストーカー事件であるにも係わらず、昨年6月に犯人を逮捕する際に警察官が犯人に、三好さんの住所や結婚後の姓などを読みあげていたと云うではないか。逮捕状だから慣例に従ってなのか、つい誤ってなのかは知らないが、こう云う行為をしたら、それがどう云う結果を導くかということにあまりに無頓着というか無責任というのか、その無神経さに呆れてしまう。
その結果、犯人は三好さんの住所や結婚後の姓を知った可能性が高く、そしてこの痛ましい殺人事件になってしまったのではないのか。
この小堤英統(40)という犯人は、ものすごい粘着質タイプの人間なのであろう。おそらく別れた元恋人が一人幸せになることがどうしても許せなかったのだろう。それにしても、この小堤の職業が元高校教師だったということにも驚いた。こんな奴が人を教えているなんてジョークにしても酷過ぎる。
2000年に成立したストーカー規制法の改正が遅れていることも原因の一つだと報道されていた。電話とファックスによる嫌がらせは検挙出来るのに、このメール全盛時代にメールによる脅迫が掲載されていない為に検挙できなかったというのだ。
今回の事件でおそらく改正がされるであろうが、日本の政治家はこう云う痛ましい事件でも起きない限り、改正しようなどという気がないように感じる。国会議員はくだらない政局争いなんぞやってる間に、少しでもこう云う法律上の不備を正すことをやれよ。お前らみんな税金泥棒だぞ!