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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-11-19-Monday なるほど!

男子プロゴルフの

ダンロップフェニックストーナメントをテレビ観戦していて「なるほど!ゴルフとはこうやってプレーすれば良いのか!」と感心させられた。

優勝したイングランドのルーク・ドナルド(34)選手のプレー振りを観ていてだ。

当初はL・ドナルド選手の情報が少なくてどんなプレーヤーなのだろうかと思っていたが・・・。

去年のヨーロッパツアーとアメリカツアーの両方で史上初めて賞金王になったと云うことや3パットをしない選手だくらいにしか情報が無かったのだ。

石川遼が先週優勝したから、2週連続優勝かなんてマスコミは別の話題で煽っていたが・・・。

ドナルド選手は初日6アンダーで首位に立った。谷原秀人とB・ジョーンズとの3人の首位並走である。2日目は7アンダー、通算13アンダーで2位に4打差の単独トップに立った。3日目はスコアが伸びず13アンダーのままであったが、2位との差は4アンダーのままであった。

私は3日目からテレビで観戦したのだが、圧巻の余裕シャクシャクのプレー振りで、4日間首位のままの完全優勝である。

他の選手達は、勝ち目がないと諦めているようで、まるで戦意喪失しているかのようであった。ただ一人アマチュアの松山英樹を除いては・・・。

ドナルド選手の身長は175㎝である。日本人のプロゴルファーと並んでも決して大きな方ではない。ドライバーの平均飛距離も286.5ヤードだと云うから飛ばし屋ではないが、正確なショットでフェアーウェーを外さないのだ。グリーンに乗せたら、パットがやたらに巧いのである。さすが3パットをしない世界記録を持っている選手である。まさにパット・イズ・マネーだ。

最終日は9・10番で連続ボギーを叩いて一時、松山選手に3打差まで詰め寄られたが、その後の11番からのプレーは素晴らしかった。お手本にしたいプレー振りである。

全然無理をしないで、フェアウェーにティショットを打っていく。2打目も確実にグリーンに乗せるだけ、パットに自信があるからだろう。距離があるパットも、わずか数㎝だけ外れる、入ってもオカシクない見事な距離感とタッチである。簡単にお先にのタップインでパー。ノーストレスでパーを取っていくから、精神的にも余裕シャクシャク、次のホールのティショットに集中できるからティショットも力まずにフェアウェーに置ける。まさに良い方に良い方にゴルフが転がっていく感じである。

一緒に回っていた飛ばし屋のB・ジョーンズがティショットを曲げて林の中に打ってしまうのと対照的な展開であった。

私もこう云うプレーがしたいものである。

アマチュアの松山英樹は、こんなドナルドに臆することなく果敢に攻めて単独2位に入った。アマチュアだから賞金は貰えないが、面白い存在である。彼がプロになったら男子プロゴルフはまたスターが生まれるだろう。