«前の日記(■2012-12-10-Monday) 最新 次の日記(■2012-12-12-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2012-12-11-Tuesday ニュースから

敬愛する小沢昭一が亡くなった。

何と言っても、ラジオの「小沢昭一の小沢昭一的こころ」での話芸は秀逸であった。同じ一人芸だが、落語家なんぞよりも数段上手い話芸である。

放送回数1万回を越えるということだが、それだけ全国的にもこの番組のファンが多かったということだろう。

小沢昭一の話芸も素晴らしかったが、もうひとつ忘れてならないのは、放浪芸というか大道芸というか見世物芸というか、昔ながらの「地べた」の芸能を丹念に調査・収集して歩き世間に伝えたことである。

私もマジックの研究をしているから、当然ながらマジックの原点として、大道芸などを研究することになる。だから小沢昭一の書いた本はほとんど持っているが、どれも現地に自身が赴き調べたものだ。どれも芸能に対する愛情が感じられる語り口なのである。自身を「河原乞食」と昔の蔑称で呼んでいたが、逆にそれだけ、この人は本当に地べたの芸能を愛してやまなかった人なのだろう。また一人芸能界にとっての貴重な人材を失ってしまった。

敦賀原発の下に活断層がある可能性が高いと、原子力規制委員会の専門部会が結論付けた。

そもそも地震多発国である日本に安全な原発立地などありはしないのだ。大阪万博の頃に造られた原発だというが、その頃に調査した専門家は一体どんな調査報告をしていたのだろうか?

学者という人種はズルイ!

福島第一原発事故後だから、こうやって堂々とアブナイと言っているが、この事故がなければ、おそらく相変わらず安全だと言っていたであろう。

研究費欲しさに、長いモノには巻かれろの思惑が透けて見える。中には信念を通す学者も居ただろうが、そう云う学者は、他の御用学者らからスポイルされるていたのだろう。どこの世界も同じか!

多数が絶対に正しいなんてことは幻想である。

頑固なだけの学者も困りものだろうが、自らの研究に責任を持つ人間が求められている。こんな当たり前のことが通じないのが象牙の塔の実体なのかもしれない。

恐ろしいやら、悲しいやら。