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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-02-26-Tuesday TPP

安倍総理がアメリカを訪問し

オバマ大統領と首脳会談を行った。

TPP(環太平洋経済連携協定)に関しては「すべての品目の関税撤廃が前提ではないとの方針を確認」して共同声明として発表したというニュースが流れた。

何をいまさら、ふざけたことを・・・。

こんなのは出来レースに決まっているだろう。最初からお互いの立場を尊重してどうとでも取れるようなフザケタ言い回しで、さも、成果があったかのように振舞っているだけである。

TPPは日本に取って損だとか、得だとかという問題ではない。何故に世界共通の貿易をしなければならないのか?ということが、私にはまるで理解ができない。

世界中あちらこちらへと実際に行ってみて分かることは、グローバル化は人類を決して幸福にはしないということだ。

グローバル化は壊れかかっているパックス・アメリカーナの最後のあがきにしか過ぎない。

こんなものに参加したら、日本は滅びてしまいかねない。

別に現状の農業を守れ!と言っている訳ではない。現状の農業は「農協」を維持する為だけの政策でしかないからだ。もっと日本の農業の変換をしなければいけないことは論を待たない。

しかし、それとTPPの参加はイコールではない。

たった60年前の終戦直後の日本を思い描いてみるがいい。東京などの食料を生産しない地域の住民は着物などを持って田舎に買い出しに出掛けていたのではないのか?

地球環境は悪化している。

地球の人口は爆発的に増加している。

人間は動物だ。食べなければ生きてはいけない。

ギリシャ神話の「ミダス王の呪い」という寓話を知っているだろうか?

手に触れるモノ全てを金に変えて欲しいという魔法を掛けてもらった強欲なミダス王は、食事の為に触れるパンもワインも全てが金になってしまって何も食べられなくなる。最後には腹が減って死にそうになり、貧乏でも良いから元に戻してくれと懇願する話だ。

人間は食べなければ生きてはいけない。

農業は補助金漬けだから日本の政策として農業を捨て去り、工業製品を輸出してお金を儲けて、その儲けたお金で農業国から農産物を買えっていうのが愚かな経団連などの経済人だ。

自国民に満足に食べさせる事が出来ない国が農産物を輸出するか?

飢えが革命の近道だということは為政者なら皆分かっているはずだから、貧しい国は自国民を飢えさせてまで食料を輸出なんてするものか!

日本の政治家達よ!経営者達よ!バカな事は止めろ!

これからの世界情勢を考えれば食料は極めて重要な戦略物資である。

むしろ農業を充実させて、食料自給率を上げることを考えろ!

お前らには食い物を分けてやらね〜ゾ!