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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-03-24-Sunday 硬直した組織

ここ最近の全柔連の騒動を

見ていると硬直した組織の行き着く先だと感じる。

先輩、後輩の縦社会の中で、先輩から「つべこべ言わずに、黙って言われた通りにしていれば良いんだ!」と云う硬直し、思考しない組織の運営方法であると思う。

私はこれまでに様々な組織に在籍し、熱心に活動をしてきたが、結局、ほとんどの組織でお偉方と意見の衝突を起こしては脱退してきた。

それは「つべこべ正論をぬかすな!」と云う組織の先輩の意見に同調出来なくて正しい(と思う)意見を述べては衝突したり、「嫌なことは絶対に嫌だ!」とハッキリ言うものだから果ては喧嘩して「こんなアホな連中と一緒にやってられるか!」と言っては脱退してきたからである。

こうやって脱退したり、委員を辞めたりしたことは片手に余る。そして「坂本は協調性がない」と言われ続けてきたのである。

だから現在は誰も私を誘わなくなった。

私にはしがらみがないから、自分が正しいと思ったら後には引かない性格なのだ。自分の感情を押し殺してまで組織に関わっているのは、精神衛生上もヨロシクない。

上司を慮ることも必要なことではあるだろうが、のべつ慮ってばかりでは組織は正しい方向には行かない。段々とモラルハザードを起こして、組織は堕落していくのだ。それは歴史が証明している。

今回の全柔連の騒動では上村会長以下全員の役員が留任した。誰一人として責任を取ろうとしていない。誰も先輩に対してモノ申すことが出来ないのだ。おそらく何かもっと別な大きな不正を隠そうとしているのだろう。

組織の末期症状である。

しかし、問題がこうも噴出してくると外部からの人間を入れて調査するしかないであろうから、いずれは暴露されるだろう。

組織は概ね10年も過ぎると似た様な状態になるようだ。リーダーになる人間が見識のある人でなければ、組織はすぐに腐る。

腐ったミカンはすぐに排除しなければ全体が腐ってしまうのだ。

一旦、悪の甘い蜜を吸ってしまうと脱出するのは難しい。軽く舐めただけのつもりでも周りの同胞からは同罪だと思われているだろう。そうなるともう一蓮托生で死なば諸共である。毒を喰らえば皿までもで組織を守る方にいくのだろうが、良心の呵責に悩む人間は少なからず居るものだ。全柔連もそうした理事の一人が告白したのだろう。

これが蟻の一穴となって全容が明かされる日は近いだろう。

帯広のとある組織の悪事もいずれは全容が明らかにされる日が近いのかもしれない。