問責決議案が否決されたというニュースをみた。
昼の段階では可決は決定的と報道されていたはずだが・・・。
午前中に維新の会の松井幹事長(大阪府知事)が「問責が可決された場合は市長の出直し選挙を参院選と同日選を念頭に考えている」という脅しに公明党がビビったということらしいが・・・。
まぁ、橋下市長は喧嘩が上手ということなのだろう。大阪市議の連中を手玉に取ったというところか。
自分の発言の非は一切認めず、弁護士らしいすり替えの論理で強弁し、問責決議を可決したら参院選と同日選挙で出直し選挙を仕掛けてやるゾというやり方は、私には、まるでヤクザの喧嘩の仕方みたいにとても嫌らしく感じた。
出直し選挙と簡単に口にするが、こんなことでいちいち民意を問う選挙をやっていたら、いくら金があったって足りないだろう。民主主義に金は掛かるものだとは言うが、しかし、何でもかんでも民意を問うというのは議会制民主主義に対する冒涜でもあるだろう。
橋下も市議連中との喧嘩には勝ったにしても、これではたして市民の支持を得られる喧嘩の仕方だったのかどうかは疑わしいところだ。
ロシアのサンクトペテルブルクで開催された「スポーツアコード会議」で2020年に開催される夏期オリンピックの開催地に立候補している3都市による開催計画などの発表がおこなわれたというニュースを見た。
東京都の猪瀬知事は、先のトルコを揶揄したとされる発言でミソをつけているから、どんな発表をするのかと見ていたら、実に下手くそな聞くに堪えない英語で「俺は金持ってんゾ〜」とアピールしていた・・・。会場が湧いたと言って自画自賛していたが、あれは賛辞の湧きなどではなく、バッカじゃなかろうかという侮蔑のどよめきではなかったろうか。少なくとも私はそう感じたが・・・。
何だかなぁ〜。
どちらも、東京都と大阪府という日本の2大都市の知事(橋下は現在は大阪市長であるが)がこの程度の人物かと思うと情けなくなってくるね。
この2人に共通しているのは、唯我独尊で傲慢な謙虚さのかけらもない人間像である。困った方々だ。