2日間は無事に進行してきたのだが・・・。
3日目になって、やはり音の問題が出始めた。
平原まつりはいろいろな団体が関係しているし、大道芸もその中のひとつとして運営しているから、音に関しては万全の体制というのはとれないことは百も承知しているのだが・・・。
それでも、他のイベントに対しての配慮というものをお互いに持った方が良いのではないかと云う事態が今年も出てきてしまった。あれほど事前の協議をして申し合わせをしていたのに・・・。
音楽関係のイベント出演者は、どうしても音量を上げたくなるものらしい。その音の出るイベントも周囲の観客にさえ聞こえれば良いはずなのに、街区を1丁離れた場所でも、ガンガン音が響くと云うのは如何なものだろうか。スピーカーの音量を下げて欲しいと依頼しても聞き入れてもらえなかった。
大道芸は効果音を使ったパントマイムや、しゃべりながら行うものもある。セリフ等が聞こえなければ芸にならない性質のものも多いのである。
それを大音響で消されてしまえば、芸が成立しないのだ。
その辺を考慮して場所と時間の選定を行ったはずなのに・・・。
まぁ、これはまた来年度の課題である。
演技終了後に、帯広特有のファイナルショーがある。
これは、出演者全員が、帯広の一夜だけの為に考案して練習したものを見せてくれる催しである。
余所の大道芸フェスティバルには無い催しなのである。
出演者たちも皆、これが楽しそうである。
観客も、例年よりも大勢が集まった。
今年始めた新しい試みとして、全出演者が書いたサイン色紙をオークションしたら、9枚で何と17200円もの売上になった。
去年まではパンフレットを1部100円で販売していたが、今年は無料で配布した分収入が減った。しかし、このオークションで取りかえした感がある。パンフレットも無料で配ることで出演者の名前や、タイムスケジュールも覚えてもらえるので、この点は良かった。
ファイナル終了後は恒例の平和園での打ち上げである。
美味しいものが腹一杯食べられる帯広の大道芸、家族的な温かい雰囲気の運営、超一流の芸人さんしか出演しない贅沢さ、それらが一緒になって帯広の大道芸は芸人さん仲間では出演したいフェスティバルナンバーワンだそうだ。お世辞でも嬉しい。
来年は課題を克服して、更に良質の大道芸フェスティバルにしていきたいと思う。