観て来た。休日にすることがないから映画を観に行きたいと妻が言う。
クリント・イーストウッドが監督・主演を務めたハリウッド映画の日本版リメイク作品だという。
前日にテレビのBS放送で、このイーストウッド版を放映していたが、チラッとだけ見たがあまり面白くなさそうだったので見るのを止めてしまったのだった。まさか翌日に観に行くことになるなら見ておけば良かったと思ったが時すでに遅しであった。
西部劇を明治初期の北海道に置き替えての設定であるが・・・。
イーストウッド版を見ていないので、原作との違いはよく判らないが、ストーリーというか、心理描写というか、内容というかどれもイマイチしっくりこない。
妻を亡くして幼い子供と荒れ地で開墾している渡辺謙演じるジュウベイが、その幼い子供だけ2人を残して、何故に賞金稼ぎの柄本明に同行したのか?さっぱり理由が判らん!食べ物もないのに3、4歳の兄妹が2人だけで半月をどうやって生きていけるんだ!結局最後まで意味不明のままだった。
柄本明の「石炭」に関する話も最後まで意味が判らなかったし、顔を切られて傷を付けられた娼婦が、賞金稼ぎに、顔を傷付けた兄弟を殺して欲しいと賞金を掛けるという設定であるが、それは設定が無理ってもんじゃぁないだろうか?
俳優陣には佐藤浩市など錚々たるメンバーを揃えているのに、クエスチョンマークだらけの映画で残念であった。