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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2013-10-31-Thursday 屋台村のニュース

30日朝刊のテレビ欄に

UHB⑧チャンネル5:54からのスーパーニュースの特集で「屋台村の屋台骨グラリ 帯広で小樽で存続危機 舞台裏に意外なリスク」と大きく載っていた。

これは見なければならない。一応テレビのHDで録画をセットしておいたが・・・。

HDの容量がマジック番組の録画で一杯で不足しており、番組の途中で切れてしまい録画出来ていなかったのは残念であったが、生で見ることができた。

小樽の屋台村レンガ横丁が地主の土地の賃貸借契約の更新拒絶によって存続の危機に陥っているというものが主な内容であるが、帯広の「北の屋台」も不明朗な会計処理で存続の危機が訪れているという。それに対比して函館の大門横丁の「ひかりの屋台」の運営は上手くいっているという内容であった。

函館の成功の主な原因は「明朗な会計」と「運営者と屋台店主との信頼関係」と「何事も相談して決める協働」であると指摘していた。

帯広の「北の屋台」に欠けているものばかりが、函館のひかりの屋台の成功の要因と言っているのだから、逆に云えば「北の屋台」はこれをやっていないからダメだと言っているような感じに聞こえたのは私だけだろうか。

私が言いたいことも、まさにこれなのである。

小樽のレンガ横丁も運営側と屋台店主とのコミュニケーションが上手くいっていないようであるし、地主への地代の支払いが何度も遅れたりしていて地主との信頼関係も良くない状況のようであるが、屋台店主は一丸となって存続に向けて頑張るとコメントしていた点がまだ救いである。

函館の「ひかりの屋台」も小樽の「レンガ横丁」も、帯広の「北の屋台」をモデルに始めたまちづくり事業である。

函館は当初は運営はかなり厳しいかなと思っていたのだが、どうやら私が伝授したポイントをしっかりと守って運営をし続けていたのだろう。屋台店主とのコミュニケーションも良好な様で指導した者としては嬉しいことである。

一方の小樽のレンガ横丁の方は、帯広の直接の指導ではなくて、北の屋台をモデルにして屋台村を始めた八戸の屋台村みろく横丁の指導を受けて始まった事業である。だからいわば孫引きなのであるが、どうやら、その辺りでコンセプトが充分に伝わっていなかったのかもしれない。

こういうまちづくり事業は「運営の透明性」と「コミュニケーション」がとにかく重要なのである。