出席する為に夫婦で上京した。
82歳になる母も、孫の初めての結婚式だから出席したいというので付き添いも兼ねて、弟の家族とも一緒に出掛けたのである。
母は足が悪いので、飛行機や電車の乗り継ぎが大変である。会場のホテルは山手線の大塚駅に隣接しているホテルであるが、弟の家族と母を羽田空港からタクシーで会場のホテルまで向かわせて、私たち夫婦は電車で向かった。
すると何と不思議なことが起こった。大塚駅で下車したドアの所に帯広の知人が立っていたのである。その知人は私達と入れ替わりに電車に乗り込むところであったが、この大勢の人間が居る東京で、しかも長〜く連なる山手線で私たち夫婦が降りるドアと帯広の知人が乗り込むドアが同じなんて、しかも大塚駅と云うこれまで一度も下車したことのない駅で・・・。
何と云う偶然だろう。
これは何か良いことがあるかもしれないと、早速駅前で宝クジを購入しておいた。
式は翌日の30日土曜日であるが、地方都市の悲しさで、朝一番の飛行機に乗っても式にギリギリに間に合うかどうかという便しかない。足の悪い母が同伴では走る訳にもいかないから、どうしても前泊する必要がある。
先に来ていた妹と合流して夕食に中華料理を家族7人で一緒に食べた。
20時前には食べ終わったが、夜はまだ長い。だが、大塚の駅前では遊べる場所も無いから隣の駅の池袋まで夫婦で足を延ばすことにした。
昔よく通った池袋演芸場に行ってみたら21:30まではやっているが立見だと言う。1時間半も立ちっ放しは疲れるから止めて、サンシャインビルに向かった。ここで水族館でも見ようかと思ったが閉館まで1時間しかないからゆっくり見る事ができないので、隣のプラネタリュウムにした。
まぁまぁ、面白いものであったが眠たくなって困ったのであった。
明日の結婚式もあるから、これくらいで引き上げてホテルに戻って早目に就寝したのであった。