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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-01-11-Saturday トリック

映画「トリック」

劇場版ラストステージを観てきた。

例によって、夫婦50歳割引き制度でひとり1000円という値段である。

私の趣味がマジックであるから、マジック関係の映画は一応観ておきたいのであるが、妻はこの手の映画はあまり好きではないようだ。しかし、一人で1800円を払って観るよりも、もう200円払って2人で観た方が得であるから誘ったのである。

この「トリック」は2000年の金曜日の夜のテレビ番組が始まった第1回放送から全部観ている。

マジックや超能力が題材として扱われていたからなのと、当時、まだ新人であった仲間由紀恵が好みであったのが理由である。

いまでこそ、11時過ぎの深夜ドラマは悪ふざけ的な演出のドラマが多いが、2000年当時はかなり珍しい演出方法であった。

エンディングでかかる鬼塚ちひろの「月光」も良かった。

段々と人気が出てきて劇場版が製作されるようになったのだから、多くの人に受け入れられたのであろう。

今回の映画版の監督は堤幸彦であるが、テレビ版でも何本か監督を担当しているという。

堤幸彦は映画「20世紀少年」などでも、超能力や新興宗教などの危うさをテーマを扱っているが、トリックではかなり茶化した演出をしている。堤監督はこの手のモノが結構好きなのかもしれない。

小道具的なモノとして阿部寛演じる「上田次郎」の著作物が作品中に出てくるが、これ等を実際に出版もしているから、悪ふざけもここまでやると愉快である。

ちなみに、上田次郎は日本科学技術大学教授という肩書で、「どんと来い、超常現象!」や「上田次郎のなぜベストを尽くさないのか」などを出版したことになっている。

仲間由紀恵演じる自称超天才美人マジシャンの山田奈緒子も「超天才マジシャン山田奈緒子の全部まるっとお見通しだ」を出版している。マジック関係書籍を収集している私は、当然ながら全部購入した口だ。

今回も「日本科学技術大学教授上田次郎の人生の勝利者たち」を本当に出版しているそうだ。

この映画の最後の場面の意味が良く判らなかったなぁ。あれは一体どういう意味だったのだろうか。