焼酎を頂いた。この正月で飲み切って、さて、この空いた甕をどうしようかと思案していたら、妻が糠みそ漬けでもしようかなと言い出した。
どうやらNHKの朝の連続ドラマ「ごちそうさん」の影響のようだが、糠みそを漬けるには丁度良い口の広さと大きさである。
元より私は漬け物が大好きであるし、特に茄子やカブの糠みそ漬けは大好物なのである。
早速、近くのスーパーに糠みそを買いに行ったが、暮れの漬け物シーズンは既に終了しているから、初めに行った店には糠みそが売っていなかったのだ。
もっと大きなスーパーに行ってみたら売っていたので購入してきた。最初はキュウリで馴らして、後から茄子やカブを漬けるという。
妻はセロリのぬか漬けが好きだと云う。妻の実家では皆が好物だと云うが、坂本家ではセロリは誰も食べないから、妻は好物のセロリを料理しない。しかし、糠みそにはセロリを入れたいと云う。
私はセロリが嫌いだから、妻は漬けたセロリを徒歩1分の実家に持って行って美味しいと喜ばれたと云う。
私も今日は茄子が美味しく漬かったのでご飯がすすんだのであった。昔は茄子は夏にしか食べられなかったのに、何だか季節感が感じられないが、冬の茄子なのに皮もそれほど固い訳でもなく美味しいのだから、ハウスものというのも便利なものである。
でも、やはり旬というものを大切にはしたいものだ。少々複雑な心境である。
しかし、ぬか漬けは美味い!これでまた食事の楽しみが増えた。
妻も糠みそを混ぜると手肌のシミに良いと言って朝晩混ぜているから、これで、飽きずに続けてくれればきっと良い糠床になるであろう。