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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-01-14-Tuesday 温泉で

14日に市内の温泉銭湯に

行ったが、そこでとある事態が生じた。

80歳台と思しき老人が、洗い場で転倒したのである。

私はその転倒した場所からはかなり離れた所で身体を洗っていたのであるが・・・。

転倒した瞬間は見ていないが、状況から判断すると椅子に腰かけようとしたが、椅子が後方にズレてしまい、そのまま腰を落としてしまったようである。

椅子がサ〜ッと床を滑っていく音の後に、ゴンとお尻を床に着いた大きな音がした。その音に驚き、音のした方向を見ると、老人が床に腰を落として足を前に投げ出して座っている。周りにも数人の人が身体を洗っていたが、一瞥しただけで誰も助けに行かないのである。

一番離れた場所に居た私も、その老人の方をしばし眺めていたが、この老人がなかなか立ち上がらないので、身体の石鹸をすぐに洗い落して老人が倒れた場所に向かったのであった。近くに居た人たちは薄情な人ばかりなのであろうか?

この老人は顔見知りの人であった。先方は私のことを知らないであろうが、Iさんという方でご意見番として鳴らした方である。

この手の方はプライドが高いから、手助けをしようとすると逆に怒られる可能性がある。

しかし、「起こして欲しい」と言われたので抱え起こそうとしたのだが、足を投げ出している状態であるし床が濡れているから、これが結構難しい。

湯船に入っていた若者が手助けに来てくれたので二人で抱えて脱衣所まで運び、銭湯の人に伝えてから、私は再度湯船に浸かって身体を温めてから上がった。

すると、まだこの老人はベンチに座ったままであった。

誰かが脱衣かごを老人の前に置いてあげたようであるがパンツが上手くはけないようである。後ろにそっくり返ってベンチから落ちそうになるので後ろで支えようとしたり、「着替えをお手伝いしましょうか?」とも言ったのだが「自分で出来る」と言うのですぐ近くで注視するに留めておいた。

奥さんと二人で来ているようなので、銭湯の人にその旨伝えてから、私は休憩所で妻を待っていた。

私が休憩所で待っている間にすっかり回復してシャンシャンと歩いて出てきたから安心したが・・・。

どうやら、急な温度変化でめまいがしたようである。低いお風呂場の椅子に座ろうとして転んだから、高さは大したことはないが、痩せておしりの肉も落ちているから尾てい骨でも打って骨折でもしようものなら大変な事態になるところであった。

このところ外気温が異常に低いから、体温調節が難しい老人には、この季節の温泉は危険である。