どうやら、候補者が出揃ったようである。
元首相の細川護煕(76)が正式に立候補を表明した。その横に、これまた元首相の小泉純一郎(72)が立って支援を表明したから、かなりややこしいことになってきた。
細川氏は反自民を掲げた日本新党を率い、反自民党を結集して首相になった人だし、その自民党の首相であった小泉氏と連携するとは・・・。
この細川氏は佐川急便から1億円を借りたという問題を自民党側から追及され、説明が上手く出来ずに首相就任後わずか9ヶ月ほど(1993年8月就任、1994年4月辞任)で辞任してしまった経緯がある。
今回、知事選が行なわれるのは、先に都知事を辞任した猪瀬氏が徳州会から借りた金額5千万円の説明が出来なかったことにあるのだから、細川氏がその倍額の1億円を借りたのに、その説明が出来ずに辞任したという問題があるところがネックになるであろう。
20年も前の話であるから既に時効ではあろうが、構図が同じというか経緯が経緯であるから、スッキリとはいかない。
果たしてこの部分がどうなるのであろうか?
小泉氏は郵政民営化と同じように得意のワンイシュー選挙を仕掛けているようだが、脱原発が都政に直結するのか、都民がそのことに関心が高いのか?または76歳の高齢だということもネックになるだろう。
小泉氏の過去の成功体験が、今回はそのまま通用はしないだろうから、舛添氏との一騎打ちになる気配であろう。
まぁ、今回は東国原が出ないだけ、まだ候補者はましな方であるが・・・。