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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-03-13-Thursday 毀誉褒貶

新型万能細胞(STAP細胞)をめぐり論議を呼んでいる。

理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が、今年1月に簡単な操作だけで体内のあらゆる組織に変化するSTAP細胞の作成方法を、英国の国際学術誌「ネイチャー」に発表し、日本の科学界の若きスター「リケジョの星」として注目を浴びたが・・・。

それからわずか1ヶ月ちょっとで、小保方女史はインチキ者へと転落したようだ。

大学院時代の博士論文でも盗作を行っていたとの疑惑が浮上していて、小保方女史が2011年、早稲田大学に提出した英語による博士論文108ページのうち20ページ以上が、米国国立衛生研究所のウェブサイトの内容を丸写ししたものだったと分かったという。

しかもそれは、専門的な内容ではなく、一般人向けに簡単に説明する内容だったそうな。

どうやら、ウェブサイトからそのままコピー・アンド・ペースト(コピペ)した論文のようなのである。

博士論文の参考文献も、2010年に台湾の医学雑誌に掲載された論文の参考文献153件のうち38件を順番通り丸写ししたものだったという。

早稲田大では小保方女史の博士学位の取り消しを検討しているそうだ。

京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞で2012年にノーベル医学・生理学賞を受賞した直後に、森口某という冴えない風貌の男性が、やはりインチキな研究成果を発表してマスコミから袋だたきにされたのは記憶に新しいが、あれと今回の件は、いったいどう違うのだろうか?文系の頭しか持っていない私にはまったく分からない。

小保方女史が発表したときも内容はチンプンカンプンだったが、権威のあるネイチャーに載るくらいなんだから、たぶんスゴイ発見なんだろうなぁ〜と思った程度でしかなかったが・・・。

でも、森口某と小保方女史とのマスコミの扱いの差は如何なものであろうか?

小保方女史の発表直後の扱いも、やれファッションがどうだとか、割烹着がどうだとか、研究とは無関係の話題ばかりが取り上げられていたように思う。

理系が分からない身としては、結局、両方とも似た様なインチキにしか見えないのだが、冴えないオッサンと若くてキレイなオネエチャンとの扱いの差に理不尽さを感じる。

きっと、この小保方女史も森口某も、思い込みの激しい性格なんだろうなぁ〜。夢と現実の違いが分からなくなってしまう妄想癖でもあるのかしらん。

世紀の発見からわずか1ヶ月でインチキなオネエチャンになってしまった。あまりに激しい毀誉褒貶であった。