を運営していた4人の農家の内の一人である妹尾さんから今年もアスパラガスが届いた。
アスパラガスは採れたてが最高に美味い。朝採りのアスパラはみずみずしくて汁がしたたり落ちるほどであるし、なにより柔らかくて甘いのである。
毎年送っていただいているのだが、今年はいつもよりも時期が遅めであったし、例年よりも少し細い様に感じた。
いつもならもっと太くて甘いアスパラガスが、今年は細くて筋張っているように固い、ホワイトアスパラは苦みが若干強いように感じる。
お礼の電話を入れたところ「今年はアスパラガスが不作で、全然芽が出て来ないから北の屋台への供給も農屋だけに絞っているほどだ。採れても細いのしか出てこない」と云うのである。
私の舌の感覚は正しかったようだ。
今年4月末〜5月の異常な暑さと、その後の気温低下と長雨が影響しているのだろうか?
十勝の農業が不調だと十勝の経済に大きな悪影響が出る。なんてたって十勝は農業でもっている地域だからだ。
夏はエルニーニョ現象が起こって冷夏になるという予測が出ているから心配である。
やはり、季節は寒い時には寒く、暑い時には暑く、雨や雪が降る時には降ってもらわないと不都合なことが起こる。
日本の政府はTPPなんていうものを批准して日本の農業を破壊しようとしているが、世界が不作で飢えたら、いくら金を積んだって他の国に食料なんぞ供給してはくれないんだぞ。そこのところが分かっているのだろうか?
安倍首相は戦争をやりたがっているようにしか感じられない。もっと日本が立ちゆくような政策を取ってもらいたいものだ。