技術講習会の対象に我が社「坂本商事」が選ばれた。
19日の午前11時から12時までの1時間、我が社に管内7つの高校の新聞部員たち82名が10名ずつほどの8つの班に分かれて、帯広市内の老舗を取材して回り、午後からその取材を元に実際に新聞を作って講評し合うのだそうだ。
事前にもらった資料には「歴史」「こだわり」「自慢の品」などの説明を受けたいとのことである。
我が社も歴史だけは古くて、祖父の勝が1904(明治37)年に池田利別で開業してから今年で110年にもなる。
資料も以前に私が書いたブログなどをコピーして準備しておいた。1時間では時間が足りなかったが、果たして上手く伝わったであろうか?
一緒に付いてきた教師の方が私の話に興味を持ったようであった。高校生には明治・大正・昭和の話をしてもピンと来ないのかもしれないなぁ〜。
お土産屋がなぜ少なくなったかの説明に『昔の旅行というのは一生の内にそう何度も出来るものではなくて、旅行に行く時には「餞別」という習わしがあって近所や知人らからお金をもらうが、そのお返しにお土産を購入して帰る。昭和30〜40年代は北海道は新婚旅行のメッカで新婚さんが店に来て熊の木彫りなどを10個20個とまとめて買って帰ったものだった・・・』『3世代の大家族制から夫婦だけの生活に変化して家が小さくなり置物を置く場所が無くなった・・・』『お土産も食べたら無くなる食品に移行していった・・・』という類の話をしたが・・・。
後からした、現在の主な商売である「介護」の話の方が興味があったようである。
若い人たちに昔話をするのは難しいことであることが良〜く分かった。