«前の日記(■2014-06-23-Monday) 最新 次の日記(■2014-06-25-Wednesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-06-24-Tuesday 駒大同窓会の

24日は駒澤大学同窓会十勝支部の

創立15周年記念総会と記念事業を帯広市内の北海道ホテルを会場にして開催した。

駒澤大学の同窓会は全国58の支部があり、約129000人の会員がいるが、我が十勝支部は会員数が221名で下から4番目の少ない会員数でしかない。

しかし、少ないからこそユニークな活動をして駒澤大学の名称普及に貢献をしている。

駒大同窓会本部には同窓生の野球選手や芸能人などを「派遣講師」として登録し、各支部の総会時に派遣してくれる制度がある。

十勝支部ではこの制度を活用して、ここ8年ほど同窓の落語家を派遣してもらっている。落語家招聘の最初は三遊亭貴楽師匠であった。

本部が派遣してくれる「派遣講師」は一人だけなのだが、5年前の創立10周年記念の総会の際に、十勝支部が経費を負担して貴楽師匠の弟弟子である三遊亭王楽(招聘当時はまだ二ツ目であった)さんも招聘して落語家2人による「駒大寄席」を開催し、一般の観客も大勢招待したのである。

十勝に招聘した直後に真打ちに昇進した三遊亭王楽師匠を、翌年から招聘し続けて今年で6年連続の招聘になった。

十勝には王楽ファンもかなりの人数が増えている。昨年の総会終了後すぐに「来年の15周年記念事業では王楽さんのお父さんである三遊亭好楽師匠も招いて親子落語会にしたい」というプランが出てきたのである。

好楽師匠は駒大とは何の関係もない。たんに王楽師匠の父上というだけである。

ダメで元々とズーズ—しくお願いしたところ快く引き受けてくれたのだった。

好楽師匠は日本テレビ系列の人気番組である「笑点」のレギュラーでピンク色の着物を着て出演しているから知名度は抜群である。

しかし、好楽師匠は「派遣講師」ではないから、ギャラは十勝支部が用意しなければならない。これまで「駒大寄席」は無料で開放していたのだが、ギャラを払う以上は無料で開催すれば大幅な赤字になるから2千円の入場料を頂くようにした。

そうなるとチケットの販売という別な仕事も出てくる。

だが、これが逆に幸いした。この打ち合わせをする為に例年よりも頻繁に役員会を開催したので、これまで以上に会員間の親睦が深まったのであった。

事前のチケット販売数は198枚。220名居る同窓会員には総会案内に同封して無料のチケットを郵送してある。

どれくらいの観客が来てくれるのかは当日でなければ分からない。

202席用意したイスが足りなくなって急遽30席ほど追加する嬉しい誤算もあって会場は超満員であった。

チケットを送った会員で、これまで会費を納めてくれていなかった会員からも会費が送付されてきたし、落語会に顔を出してくれた会員も増えたのは何よりの成果である。

20日に東京で開催された「駒澤大学同窓会 全国支部長会議」で承認されたばかりの萩野虔一新会長が支部訪問の第一号として、我が十勝支部を訪問してくれたが、萩野会長さんも「十勝支部の活動に感動しました」と興奮気味におっしゃってくれたのはとても嬉しいことであった。

十勝支部のような弱小の支部でも、本部だけに頼り切るのではなく、自前で運営費を稼ぐような活動も出来るのだということを理解してくれたのであろう。

懇親会で飲んだお酒がとても美味しく感じた一日であった。