結婚式である。今時の若者は結婚式といえば教会でするものらしい。去年の東京での姪(姉の長女)の結婚式も教会であった。
教会の結婚式では父親が娘と一緒にバージンロードを歩いてきて新郎に引き渡す儀式があるが、もしも娘の結婚式でその役をやらなければならないことになったらかなり照れるだろうなぁ〜。
きっと妻の父親もそうだったのだろう、私たち夫婦の挙式は神前結婚式であった。
結婚式は宮の森フランセスと云う結婚式場であった。会場の周りの風景がどこかで見た様な景色だなぁと思ったら、つい先頃行った従兄弟のマンションのすぐ隣であった。
教会のステンドグラスは綺麗であるし雰囲気もとても良い。新郎新婦がわざわざ披露宴を行なう京王プラザホテルで挙式せずに、ここで挙式した理由が分かった。
結婚式の後はバスで京王プラザホテルに移動して披露宴を行なった。京王プラザホテルは従業員教育が良く出来ているし料理も美味しい。
宮の森フランセスでの挙式は12時過ぎからであったが昼食を取っていなかった。披露宴は3時からだからお腹が減っているはずだし、料理もどれもこれもとても美味しいのに、なんだか胸が一杯で食べられないのだ。
アルコール類を飲もうかと思ったが、これも太陽が出ている時間帯の飲酒は苦手で、祝杯のシャンペンと、注ぎに来てくれるビールとワインを少々飲んだ程度であった。さすがに結婚式で芋焼酎を飲むのは気が引けたのである。
持参した小型のデジタルカメラで決定的シャッターチャンスを狙ったのだが・・・。
去年の姉の子の挙式の時もそうだったが、何故だか結婚式になるとカメラの調子が悪くなる。今日も「このバッテリーは使えません」との表示が出て動かなくなった。きっと他人の幸せにカメラが嫉妬しているのかもしれないなぁ〜。バッテリーを取り出して手で温めていたら何とかかんとか動き始めたのだが・・・。十分に充電しているはずなのにバッテリー容量が足りなくなってしまった。
それにしても最近の披露宴の演出は凝っているなぁ〜。VTRなどを多用するのは当たり前になってきている。今回は各人のテーブルに置いてあったリーフレットの最後のページに貼ってある写真とコメントが一人一人異なっていたのには驚いた。
手間と時間がかなり掛かっている様子である。新郎新婦の友人らが準備してくれたようであるが、我々の時代の結婚式とはかなり様子が異なっている。時代の変化と言ってしまえばそれまでだがホンワカとした手作り感が心地良い雰囲気を作り出している。
両親や家族を泣かせようとしている演出が結構多かったようだ。妹(母親)はかなり涙を流していたが、父親の方はなんとか涙を流すまいと頑張っていたように感じたのもほほえましかった。
新郎の家族の方々も皆とても良さそうな人たちである。良い親類が増えた。新郎新婦は末永くお幸せに!