STAP細胞騒動の渦中にあった理化学研究所の笹井芳樹氏(52)が自殺した。
私がイメージする科学者というと、世の中の世事に疎くて、生真面目な人というところだが・・・。
この笹井氏も今回のSTAP細胞騒動では自身がかつて経験したことのないような事態に追い込まれてしまったのかもしれない。
この自殺の責任は理研の対応のまずさにあるだろうと科学の素人である私は考える。
科学の世界なら、実験に失敗は付き物なのだから、STAP細胞があるのかないのか、さっさと白黒ハッキリさせて、次の段階に進めば良かったと思うのである。
中途半端な対応をするから生殺し状態にさせられて、毎日針のムシロの上に座らされていたから精神を病んだのではないだろうか?
小保方女史は200回もSTAP細胞の再生実験に成功していると豪語していたのだから、その201回目をサッサと成功させて見せれば良いのである。それですぐに次の段階に入れるのに、やれNHKに追いかけまわされて怪我をしただのなんのと口実を設けて逃げているようにしかみえない。
これでもしも、実験そのものが不正でしたなんてことになったら、取り返しのつかないことをやったことになる。
思い込みの激しい人というのは、夢と現実の区別が付かなくなって、夢を本当のことだと心底思い込むものらしい。そうなると単に「嘘」というものとは別の「ウソ」になってしまい。他人にとってはウソであっても、本人にとっては現実だということになるから、判断が難しくなる。
詐欺師と一括りにしてしまうのは問題があるかもしれないが、詐欺師の中には、自分では詐欺だと認識しないで結果的に詐欺をしてしまう人もいるようだ。
そう云うのは、おそらく精神病の一種であろうと思うが、小保方さんにはその傾向があるのではなかろうか?
理研は、小保方さんが女性だからであろう、世間の目を気にし過ぎて、問題解決を曖昧にして先送りするから、こういう犠牲者が出てくる。
理研は科学者たちの集団ならば、科学者らしく早急に白黒ハッキリさせるべきだと思う。それが笹井氏への弔いになるであろう。