届いた。市役所の総務課防災係が今年8月に発行したもので「平成26年改訂保存版」と表記されている。
早速、我が家と会社の浸水予想図を見てみた。自宅のあるところは高台であるし、近隣も含めてまったく問題がなかった。会社も隣のビルまでは0.5m未満の浸水予想範囲に入っているが我が社は真っ白の色分けの場所で浸水はしないようである。
自分の居る場所がどう云う状態なのかを自分で調べて準備しておく必要があるだろう。今回の広島県の土石流や土砂の問題でもそうだが、結局は自分の身は自分で守らなければならないのだ。
お上(行政)任せではイケナイ!
かつて私が小学生時代に住宅開発された柏林台は当時は湿地帯で、よく蛙を捕りに行った場所で一面の葦原であった。蛙を捕る時に、よく短靴が泥に取られて足からすっぽ抜けることがよくあったのであった。
帯広川は暴れ川で当時よく氾濫していた。私が小学4年生の時に帯広小学校(現:中央公園)の北側グランドまで浸水したという記憶がある。
そこを土壌改良して住宅団地を造ったから、その後も地面が上下して家が歪んでドアが開かなくなるような家が多発したところであった。
以来40年以上が経過したから多少は良くなっているのかと思っていたのだが、防災マップで見る限り、特に帯広川の近くは2.0〜5.0m未満の浸水予想範囲というかなり浸水するであろうと予測される場所が多いことに驚いた。
テレビの番組を見ていたら、東京の0m地帯がかなり「ヤバイ」状態であるらしい。現在も毎日、ポンプで水を出さなければ浸水してしまうのだというから驚いた。
6機ほどの強力なポンプで水をかき出しているのだそうだ。ポンプが故障したり停電でもしたりしたら瞬く間に浸水してしまうだろう。
東京が1時間に75mmの大雨が降ったら、現在の都市機能では対応が出来ないらしい。半分の35mm位までの対応能力しかないのだそうだ。
そう云う危険な場所に人を住まわせ、またそれを守る為に巨大な経費を掛け続けるのも両方とも問題があるのじゃぁないだろうか?
日本は人口が減るのだから、これを機会に安全な場所に住み替えるようにしてはどうだろうか?
対処療法はもうやめて根本治癒を考えたほうが良くはないだろうかと思う今日この頃である。