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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2014-09-29-Monday 御嶽山

連日、御嶽山の噴火のニュースである。

先のブログにも書いたが、今回お亡くなりになった方々は不運としか言い様がない。噴火が、もしも、平日の夜中とかであったなら犠牲者数は少なかったであろうが・・・。

紅葉シーズンの土曜日の昼で天気も快晴と云う条件ならば、きっと山好きの人なら山に昇りたくなるのであろうなぁ。

無事に下山できた人が、ヘルメット代わりに頭上にリュックを乗せながら降りたそうだが、中に入れていた水筒がペシャンコになっていたという。

噴火の勢いで飛びだした火山弾のスピードは時速270kmにもなるというから、こぶし大の大きさぐらいのモノが頭を直撃すれば命の危険があるだろう。犬小屋ほどの大きさの岩も降ってきたというから、そんなものが直撃すれば山小屋だって危険である。

有毒な火山ガスもあったようで、山頂の火口付近で風下に居た人たちは、その有毒ガスを吸ってしまい意識を失ったようである。

心肺停止の人で、まだ現場から降ろせない人も40人近くはいるというから犠牲者数は50名ほどにもなるであろうか。

急に山が噴火した時に、水蒸気噴火なのかマグマ噴火なのかを瞬時に判断することは専門家でもできないだろう。自分が立って居る場所から下山するのか、それとも山小屋に非難するのかの判断だって難しいだろう。

偶然にも様々な条件が悪い方に重なった方々が命を亡くし、紙一背で助かった方々も居る。運命と言ってしまえばそれまでだが、一体何がその差になるのだろうか?亡くなられた方々のご冥福を祈る。

29日昼に国土交通省の観光庁から会社に電話が入った。

10月1日に予定していた「観光庁発足6周年祝賀会」を中止するというのである。理由はこの御嶽山の噴火である。御嶽山の噴火は国土交通省の管轄であろうから、このような時期に祝い事などやっている場合ではないという判断なのであろう。まぁ、もっともな理由ではある。

私は、2005年に国土交通省から「北の屋台」を創った功績によって「観光カリスマ百選」に認定されている。「観光カリスマ」とは全国各地の観光事業などに功績のあった人を、百人選んで認定し、後進の指導などを行なって観光事業を推進する役割がある。

今回の「観光庁発足6周年祝賀会」の案内も、その立場によってなされたものだが、旅費宿泊費が支給される訳ではない。

しかし、・・・2日前に急遽中止と言われても・・・。

会場がある東京近辺で日帰りが可能な人は、簡単にキャンセルができるであろうが、北海道在住では、そう簡単なことではない。

飛行機にはキャンセルが不可能な種類のチケットがあるのだ。ホテルも2日前ならキャンセル料が掛かってしまうホテルだってあるだろう。

地方在住の人間が東京中心のイベントに参加するには、こういったリスクもあるのである。