「人間万事塞翁が馬」である。
その時には良いと思った事が、後から振り返ってみると実は悪かったり、またその逆もあって、悪かったと思った事が、後々良かったりすることもある。
まさにそう云う人生を送ってきている。これは誰にでも当てはまることだから人生訓にもなっているのであろう。
先日、青年会議所のじゃがいもクラブのゴルフコンペで年間優勝をしたことを書いたが・・・、これまでに「俺はゴルフの天才じゃないか!」と思うほど絶好調だった年にも年間優勝は出来なかったのに・・・。
逆に今年ほどゴルフの成績が振るわない年もなかったのに・・・。
今年のじゃがいもクラブの年6回の月例会でも一度も優勝していないのだ。たまたま、私よりも上位に居た連中が崩れたのと、最終戦で4アンダーで回ったことが幸いしただけである。
人生というものは、本当に分からないものである。
そう思っていたら・・・。
今年の春に家を整理していたら書道のお手本になる書籍が出てきた。私が持っていても宝の持ち腐れになるから、知人である書道家の高校教師、八重柏冬雷先生にプレゼントしたのであった。その際に「私の人生訓である、人間万事塞翁が馬と云う文字を揮毫して欲しい」と依頼していたのだが、それが今日自宅に届いたのであった。
実に素晴らしい字である。
早速、「受川」に持って行って裏打ち額装を頼んで来た。
完成したら会社に飾ろうと思っている。
人生はまさに「人間万事塞翁が馬」である。
2006年12月末に「十勝環境ラボラトリー」を解散し、2007年3月末には「北の屋台」を辞めた。終わり方には決して納得はしていないけれども、でもそれによって、それまで忙しくて出来なかったゴルフも再開することが出来るようになったし、長年の懸案事項であった「マジック博物館」にも着手することが出来るようになった。
人生何が幸いするのかは分からないものである。まぁ、結局は死ぬ直前まで事の良非というのは分からないのだろうけれど・・・。