私の祖父が帯広で開業してから110年になる。
その前年に、池田利別で開業してからは111年の1並びの年になる。
それを記念して、本を出版しようと計画していることは以前のブログに書いた。
出版社の担当者と2回目の打ち合わせを行なった。
本の内容は、私がこれまで、北海道新聞、読売新聞、十勝毎日新聞などに寄稿した文章を中心にして、そこに新たに坂本家の創業時の話を加えようと考えている。
新聞に載ったモノの原稿は全て渡してあるから90%は既に渡してあることになるが、それを基にして、本の大きさや文字の大きさなどを決める打ち合わせである。
発行部数は当初は300部程度という希望であったのだが・・・。
一般書店でも販売できるおもしろい内容だということで1000部作ることにしたのだ。
まぁ、売れっこないとは思うけど、余ったら自分で引き取って知人に配布でもするつもりである。
出版するにあたっては著作権の問題がある。
新聞に寄稿した文章の著作権というのも、新聞社に依って対応が異なっているのだ。
北海道新聞社は「朝の食卓」の著作権は著者にあるから、新聞社に許可を取る必要もないし自由に本にして構いません。出版されるときには連絡くれれば記事にして紹介しますよと云う。
十勝毎日新聞社は著作権は著者にあるが、どの文章を使うかを報告しなくてはならないという。使用する文章の新聞掲載日と題名を一覧表にしたものと申請書に署名捺印したものを提出したのであったが使用料は無料でよいとのことだった。
読売新聞社は、著作権は新聞社にあると云う。東京本社の知的財産管理の部門に、使用する文章が載った新聞のコピーを全部送り、申請書に署名捺印して許可を取り、しかも使用料を支払うのだ。
出版する本の文章には新聞社名と掲載日を明記しなければならないし、新聞に載った文章を1字たりとも変えてはならないと云うのである。出版した本も本社に送らなくてはならない。
新聞社に依ってこれだけの差があるのだ。
まぁ、なんにせよ出版したら新聞社が記事で扱ってくれるというから宣伝効果はあるかもしれない。
大勢の人に読んでもらいたいなぁ。
出版予定は来年4月中旬である。