マジックの師匠であった故ジミー忍師の奥様、マコママが帯広に来る。
マジック博物館のトランプの壁はほぼ完成させたものの、ポスター類や絵画などの額類の展示がまだ終わっていない。
今日中になんとか形をつくるしかないが・・・。
会社が休日の土曜日に一人会社に行って作業を行なう。
額類を壁に掛けずに、床に立てかけても見栄えがしない。仮留めであっても壁に掛ける展示の方が雰囲気が出る。
しかし、壁は石膏ボードなのでネジが効かない。
大工さんに頼んで、真ん中の柱部分に厚めの木板を貼ってもらい釘が効くようにしてもらった。ただ柱に木板をそのまま貼ったのでは面白くないから、柱よりも幅の広い板を使って卍状にはみ出させて作ってみた。
普通の展示の仕方ではつまらない。
まぁ、何とか格好がついた。
以前に購入しておいたマネキン人形に衣装を着せて、壁に飾った額の前に並べてみた。
購入したマネキンの方が、師匠の身体よりも太くて、衣装のボタンが閉まらない。固いマネキンではないので、手でギュゥッと締め付けると若干細くなるから、それをやりながらボタンを留めていった。
のっぺらぼうのマネキンの顔では不気味なので、透明な顔のマスクを購入して被せると遠目には顔に見える。マスクには口髭が付いているので、師匠のジミー師に似ていなくもない。
このマネキンは腕や手などの中に針金が入っていてポーズが取れる様になっているから、マジックを演じているようにポーズを取らせてみた。
当然ながら博物館としては、まだまだ不完全ではあるが、こうして徐々に形を整えていけば2年後くらいには完成させられるのではないだろうか?
マコママに見てもらうのが楽しみである。